交通事故の現場の、道路に置かれた花やジュースの缶 。
あなたは、そんな所を夜中に一人で歩いていて背中がゾクっ とした事はありませんか？

Ｔくん兄妹いわく、そんな所には…たいがい霊が立っているそうです。
事故直後は、生々しい傷と顔中血だらけの様相で恨めしげに、立ってこちらを見ているそうです
それが、日が過ぎるにしたがって穏やかな顔立ちになっていき、傷も薄くなって…
最期には身体が薄くなって見えなくなってしまうそうです。（俗に言う、成仏というやつらしい）

ある日Ｔ君が帰宅すると、自分のベットの上に、片腕の無い男性が座っていた事があったそうだ。
そういう時、Ｔくんは 霊を自分に取り込み、その霊の好きなものを食べ、少しづつ成仏させる
と言うのだ。
Ｔくんは、その片腕の男性を取り込んだ直後、無いほうの腕に激痛がはしり、しばらく腕が
使えなくって体育を休んだそうだ（当然先生には理解してもらえず、怒られたと聞く(^^;)）

彼のお母さんに霊がついていた事もあったらしい。お母さんいわく、どうも気持が悪く
体調が優れないので妊娠でもしたかと思っていると、Ｔくんが学校から帰宅して「あ、お母さん
中に誰か入っているよ」って言うので「やっぱり」って思ったら、霊が入っていたらしい(^^;)
（どこからか、供養して欲しくて憑いてきたらしい、そんな時は今いる人物の実態の上に
別の顔がダブって見えるのだという。見える事は結構多くの人に出来るらしいが
その憑き物を成仏させるのは、かなりの霊力のある人間でないと出来ない（怖いらしい）。

*****　Ｔくんの妹のＳちゃんのお話し　*****
Ｓちゃんは、お母さんの都合で転校したのだが、新しい中学になかなか行けなかったそうだ。
と、言うのも… 初登校の際 校舎の玄関上の屋上に、 血まみれのセーラー服の少女が立って、
Ｓちゃんをじっと見ているのだそうだ。
彼女らのお婆ちゃん（そういう力に理解のある方だったそうで…今はＳちゃんの守護霊）が、
学校に電話をして 「孫がそう言って、学校に行けないので困る」と、そのまんまを担任に
伝えたらしい(^^;) ところが、担任は すぐにそれを理解したそうだ。

なんでも、その学校では、ちょっと前に屋上から生徒の投身自殺があったらしい。
Ｓちゃんが、気を取り直して学校に行くと屋上に霊の影は無かったそうだ、しかしげた箱の
横に血まみれのまま屋上の少女は立っていて、Ｓちゃんの名を呼ぶのだそうだ。
それは数日間続き、 徐々に霊の顔はきれいな顔になっていき、いつしか見えなくなったそうだ、
Ｓちゃんいわく、
「自分の死んだのを皆にわかって欲しかったみたい、だからお礼を言いに来たのね」
今だから冷静に言っているが、彼女の恐怖は尋常ではなかったらしい（だろうな）

彼女らが新しく、引っ越してきたマンションは、武蔵野の処刑場跡地にあったらしく…
（霊感強い人間の住むところじゃないな(^^;)）部屋の玄関に白骨の女の人が立っていて
怖くて入れないことや、エレベータの中が霊でいっぱいだったことや、窓ガラスに、
びっしりといろんな霊が顔をくっつけて 中をのぞき込んでいて、怖くて昼までも
カーテンを引いている 日々がつづいたらしい が、お爺ちゃん（神主さん）の 使っていた
お祓い道具で清めて（子供たちがやったらしい）により徐々に霊は居なくなったそうだ。
Ｔ君には 、道端の隅で首だけ出して埋められている罪人や、通行人がノコギリで首を
一回ずつ引かなければ そこを通れない様な残忍な光景がよく見えるらしい。

Ｔくんは、当時。休みの日といえば同級生の霊体験や、気分が悪いなどの相談に乗っていて
あちこち駆けずり回っていた。我々が呼び出してもニコニコしながら話しを聞いてくれて
遊びたい盛りの高校生とは思えない、気だての良い子だった「この力を皆のために使うのが
自分に与えられた指命だと思っているんです」と彼は快活に語っていた。

皆さんの疑問にお答えしておくなら、賭け事やテストの回答にこの力を使おうとすると、
モヤが、かかって何も見えないようになってしまうとか。

「宗教でもやったら、信者が集まるだろうに」との私の邪推を、きっぱりと否定するＴくん
本当の霊感とは金もうけには、向かないようだ。

そんな彼らの守護霊や、不思議な日々の生活は、もう少し（少年たち）にて