その夏、私は知り合いの漫画家さんの家族とキャンプに出かけた。
その夜、 我々はある実験を試みた。
それはこうである。まずテント脇に、椅子を3個並べて置く。1番隅のひとつには
私が座る。 そののち、「お爺ちゃんは、ここに座って。お婆ちゃんは俺の横に、
で、コロはこっち側に伏せ。 で、クロとフジはここに並んでお座りね。」って
我が家の守護霊達と私の記念写真を撮るのだ。 2〜3枚シャッターを押したろうか…
そのキャンプが終わった後日、我々はまたT君にあってその写真の1枚を見せて
「これ、どう?」とだけ言って写真を見せた(余計なことは一切言わずにだ)
T君は「へえ、よく撮れましたね記念写真(^.^)」と言う。私「写
ってる?どこに誰が?」
言うとT君は「ここにお婆さん、こっちにお爺さん、で…ここに伏せてコロ
お座りしてクロとフジ」(当たっている) ただちょっと違っていたのは、フジとクロの
位置だけだった (それがまた、犬達なら間違えそうで、リアルだ(^.^))
しかし…我々が、二度とこんな事を、すまいと思ったのは、彼のその後の言葉でだった。
「ただ…、他の霊まで写っていますね」私と家内は同時に声を上げた「げえっどこ?」
「ほらここですよ、」彼が指さすのは私の背後の森の木の一部が木肌に陽が射して
明るくなっているような部分が見て取れる「これは木の肌でしょ」という私に
もう1枚か2枚撮ったでしょ、そっちを見ればそっちのがはっきり解ると思いますよ。
(確かにもう1枚は車のダッシュボードに入っている、その後それを見て納得した。
もう1枚には はっきりと顔だと判断がつくものが写っている「どうすればいいの?」
「大丈夫でしょ、他の皆が楽しそうなので、地元の霊が迷い込んだだけみたいですから」
言うまでも無く、すぐにその写真は処分しました。
(引っ越しの下見に、T君家族が同行し、そこでも霊視が…引っ越しに続く)