2005年1月〜12月までの記録
眠らない漫画家彦ぷんの睡魔との闘いの記録
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〆切り

こ〜んなネタもある↓

悪の権化ブックオフ

1日の様子
涙の連載 打ち切り 漫画学校の講師
本能寺?  転職? 新連載 &危機
笑っていいとも 出演 睡魔に 襲われて
  03年10月〜12月
03年2月〜5月 03年5月〜9月
02年9月〜10月 02年11月〜03年2月
02年04月〜06月 02年07月〜08月
01年10月〜12月 02年01月〜03月
01年06月〜07月 01年08月〜09月
01年01月〜03月 01年04月〜05月
00年06月〜10月 00年11月〜12月

誤字脱字は、多忙がゆへと…寛容なるお心にて御容赦下さい。

 12月24日 2度のクリスマス…


当初、24日に家内が実家に帰省予定だったので 早めにクリスマスをという事で…
私が22日にクリスマスケーキを作る。

イチゴをトッピングして2層の中間に黄桃とイチゴのスライス 上にはサンタとツリーのアラザン。
唐揚げも昼から下味を付けて…

ところが、家内の仕事が予定通り終らず、帰省が26日まで延びた。
買い物に行った時 「もっと大きなクリスマスケーキが食べたい」と言い出す家内に
24日またまた7号サイズのケーキを作る(前は5号) 今度は3色のサンタを上にトッピング、
バナナと黄桃のケーキ 生クリームも純動物性(泡立ちが早い分濃厚)

甘党の我が家の連中は、「赤のサンタは俺だ」とか「そのサンタが一番でかいんだから私のだ」とか
ケンカしながら…朝までに7号をぺろりと平らげた。

クリスマス2度もやってて、年賀状全然終ってないんですけど ヽ(´ー`)ノフッ

 


 12月23日 映画館で…


今日シネコンに映画を見に行った。
隣の学生(高校生だと思う)4人組が映画のあいだしゃべっている
おまけにオレの隣の奴は、ペットボトル持参(基本的にシネコンは持ち込み禁止だぞ)
しかもカップホルダーでカタカタ鳴らしては、時々(20分おきくらいに)スクリーンに
ボトルを透かして、中身の量を確認したりしている…何やってんだこいつら。

さすがにエンドクレジットまで我慢したが
「うっせ〜んだよっ!!お前ら! 」って怒鳴り飛ばしちゃった。

まったくまずは『ドラえもん』から見て、映画館でのマナーから覚えろよ。
ホントに腹立つぜっ

年末の貴重な3時間を返せっ!!!あ、これはピーター・ジャクソンに言ってやりたい
キングコング』最低だ…


 12月3日 1周間の空白


先週病院へ行ってから…この1週間…何をやってるんだオレは?
やった事と言えば …DVDを数本見ただけ…収入につながる作業を一切していないぞ(-.-;)

そのくせ10月と11月は高額医療控除額(月の医療費が約77000円を越えると
数ヶ月後に多少戻って来る) に3000円ほど足りず… 市からの補助もおりず (T_T)

今月は、微妙に越えるくらいに…と、インフルエンザワクチンの予防接種(4000円也)でも
打っておこう!そう思って…さっそく医師に相談する。

ところが…今、わたしがインターフェロンと一緒に毎日飲んでいる薬が
SARS(サーズ)流行時に使用した薬と同じタイプなのだそうだ… つまり
既に 毎日血液中のウィルスを叩く薬を服用しているのであって…
予防接種で過剰反応が出る事もあるので、あえて必要ないでしょう…と医師から却下される。

お金が出て行くばかりで、入って来ないんじゃ困るんですけど…
夜中にコンビニでバイトでもしようかな(ぼそ)(>_<)


 12月23日 買い物


今年は、少し早めにクリスマスを終らせることにした 。
息子はバイト、私も家内も年賀状に仕事と(仕事は暇だが)あるもので
今日ケーキを作ることにして近所のショッピングモールに買い物。

夕方から唐揚げやら、ケーキ作りに専念。
何とかケーキも完成して…皆で食事。

ささやかながらクリスマスらしいまね事をして1日が終る
明日からは年賀状の追い込みだ。

 


 11月7日 20年間連載していた、連載中断決定


編集から連絡がきて、「新年号から連載陣の総入れ替えをしますので…電話で恐縮ですが
今回と次回のみで連載の打切りという事で」

しばらく呆然自失。

サラリーマンで言ったら、ある日…20年努めていた会社から電話が来て「明日でクビです」って
言われるのと同じだ。しかも退職金もボーナスだって無い。来月から無収入。

そう言う時のために何本か平行して仕事を持っている。そうしないと明日が不安なのだ。
だから眠いのに眠れないし…原稿をあげない事には喰っていけないから、電車でぶっ倒れても、血を吐いても
原稿の締め切りは絶対なのだ。

親が倒れても、まず原稿をあげないと葬儀にも行けない…そんな状況下でギャグを考え無いとならない
この辛さは、なかなか判ってはもらえないだろう。

「寝ろよ!」って良く言われるけど… 寝たくないわけじゃないんだ、眠気をこらえてでも本読んだり
映画見たり、TV観たり…今の流行りだの事件だのを知らないと…明日が無い恐怖に嘖まれる。

実は最近専門学校の講師の仕事の書類だの提出物だの課題だので…連載は減る一方だった
しかもその講師の仕事も来年春で、辞めるので…ホントに来年から無収入になるかも知れない。

持ち込み原稿を描いて、編集社に売り込みに行かないとならないが…
40過ぎの作家を、今さら使ってくれるお人好しの出版社 を探すのは至難の業だろう

真剣に落ち込んでしまった。
落ち込んでいても仕事が来るわけじゃないからどうにもならないんだけど。


 11月2日 息子と静岡に強攻日帰り


義父の七回忌の為、今日は息子とふたりで夜中に静岡(家内の実家に)帰省予定。

漫画学校の授業終了後、アニメ科の生徒達と銀座まで映画『コープスブライド』観賞の日だった。
映画終了後、即効で帰宅。

その前に、息子のPTA広報誌の編集会議が入っている。
打ちあわせ終了はPM9:30

荷物は全て用意してあったものの…国道16号から東名横浜インターに入るまでが
道路工事のための 車線変更にともない大渋滞。
静岡まで5時間半かかる。
乗った途端に助手席でグ〜スカ寝だす息子。

私は眠気に負けないように自分の頬を本気で何発も殴りながらの運転だった為…
帰省後 しばらくアゴが痛んだ。

AM3時に、家内の実家到着。
翌日七回忌法要。

みんなで食事を終らせ、帰宅して仮眠を取ってから、今度は自宅にとんぼ返り 。

帰りは4時間半でたどり着いたが…翌日〆切の原稿FAXは結局間に合わず
編集にお願いして月曜朝一FAXで水曜日アップに変更してもらった。
しかし土日が少し余裕ができたので、息子と旧作のDVDを何本か観る。
『ユージュアルサスペクツ』『パルプフィクション』『レザボアドックス』『ドメスティックフィア』
私は何度も観たものだが、息子に旧作を勉強させる意味で付きあう。

どれも息子大絶讃 …『ドメスティック…』は『パルプ…』の流れでトラボルタ好きの息子が希望。



 10月24日 連載改変


連載漫画雑誌の、担当が変わったので…原稿渡しがてら都内の編集社まで出向く事に。

編集から電話が来た時、私は仮眠中だったので 専門学校の授業時間を勘違いして、
かなり早めに打ち合せを設定してしまった。 (その日の授業は遅い始まりなのだった(>_<)
担当「じゃあ、編集会議前の9:30でどうでしょう?」
寝ぼけた私「判りました。じゃあ、それで出向きます」

電話を切って、しらふに戻り「????え、何時って言った9:30?」
飯田橋9時半??じゃウチを7:00には出ないとダメじゃん!

しかも…その日は授業の後に、学園長との面談。
スーツくらい着て来いとの支持も出ていたなあ(めんどくせ)

スーツと言ってもフェイクレザーのジャケットに、薄紫のワイシャツに同系色のネクタイと
茶系のパンツ、黒のハンチング帽、サングラスにひげ面…

サラリーマンと一緒に、朝の電車に乗るべきキャラクターじゃないぞ(-_-;)

担当さんが「お茶でも」と言うので近所の喫茶店へ。
そこで…来年春に、大規模な編集改変があると聞かされる。

つまり今の連載陣の変更を予定しているのだ。 20年近い連載の打切りもあり得る
真剣に次を考え無いと。

打ち合せ終了後、漫画学校の講義まで3時間も時間が空いてしまったので
ファミレスで食事しながら仕事をする。
それでも時間が余ったので… 授業前に、後楽園のショッピングモールで他の色のハンチング帽を探す。
しかし予算と欲しいデザインに見合ったモノが無い。

授業終了後…学園長との面談 。
なんだかなあ、終始黙り込んでる学園長に…周りの役員から色々質問されて
こんな事が何の意味があるのやら疑問を感じる。ま、学校側としては漫画なんて
つかみ所の無い授業をやっているんだから…面談でもしないと講師を見極めらられないのも判るが
15分程度話しても、何も判らないだろ。

朝からの移動で、疲れ切って帰宅の電車は終始寝て過ごす。


 10月20日 相変わらずハード


変な時間に仕事が終り…午後寝て夕方起きる。
翌日専門学校の講師日なのに…報告書とか書いてたら…
時間がずれて、まったく寝付け無くなる。 悶々として、無睡のまま朝を迎える。

AM8:00
朝食を食べ、電車に飛び乗るが、いっこうに寝付けず。

AM10:30
学校に着いてしまい、授業が始まる。
5時間の最後2時間は『シザーハンズ』のDVDを見せる 当然生徒は誰も観た事が無い映画┐(´∀`)┌
映画の最中…教室のうしろで、遅い昼食を取る。

PM5:20
授業が終ったら即効帰宅。
息子の高校のPTA広報誌の編集会議が重なっている…
その為に毎週水曜はノートパソコン持参なので バックがいつもの倍重たい…
眠っていないにオヤジの肩にバックが食い込む。

PM7:30
電車1本遅れて20分遅刻で、高校近所の駅駐車場へ飛び込む。
毎週役員会のために駐車料金600円也

夕飯を食わずに編集会議…撮った写真を選んだり記事を書いたりする。
その間何度か携帯に、仕事の打ち合わせ電話が入る。

広報委員長がフロッピーを、私のトコに持ってきて
「これに記事が入っているって、先生に言われたんだけど平気だよね?」 説明しても時間の無駄だと察し…
先生に問い合わせに職員室に走る。
「これ何のソフトで作ったデータですか?テキスト書き出ししてくれてる?」
聞かれた先生はチンプンカンプンらしい。(そんなに難しい事言ってるか?)
説明しても 面倒なので職員室にあったパソコンで、勝手にテキスト書き出し。

しっかりしてよ公務員、個人情報保護法が聞いて呆れるよ。

PM9:30
コンビニで夜食購入して…やっと帰宅 。
夕飯を食べながら溜まったビデオを 半分だけ見るが…睡魔に負ける。

PM11:00
思い切って寝る。

AM3:00
中途半端に目が覚める 。
ネット書き込みなどをしているうちに朝になる 。

AM7:00
連載のネームにファミレスへ出る。

 

 10月11日 2日早くバースデイプレゼント


買って一年未満のMP3プレーヤーが、壊れて聞けない状態に。
(保証期間中だったが…ストラップの部分が割れたので 、勝手に自分で穴を開けて
ストラップを通した事で…保証外になってしまった)

結局音の無い寂しさに泣いていたら、息子と家内がヒソヒソと相談している
「また、オレの勝手な修理を、あさ笑ってやがるな」って思ってたら…
仕事場に入って来た息子の手に小箱が…
息子「本当は誕生日まで待っていようと思ったんだけど、泣いてるから今やるってさ母さんが」

なんと白いiPodnanoだった!
おまけにうしろのメタリックな部分に、私の大好きな言葉「Don't think Feel!」(考えるな感じろ!)
と、HIKOPUN…という刻印までしてある。

この言葉は、私の心の師ブルース・リーが、『燃えよドラゴン』の中で語る武道の哲学の言葉だ。
心憎い刻印と、私の知らない間にネット注文していた妻に感謝。

 
 10月7日 すげ〜ぜ俺


さすがに終らない仕事などない…しかし眠ることは許されない。
朝終る予定が…まだ8ページ(イラストは50点ほど)が1枚も上がっておらず。

専門学校に行く時間になり、さすがにこれまでと思う…
あとは学校にデータをノートでもっていって
やるしかない…しかし無睡はさすがにキツイ、行きの電車で寝たら起きられまい。
それでも講義に行くと言い張る私を、家内が「今度電車で倒れたら死んじゃうかもしれないよ」
と脅すので… さすがに私も考え直す。

学校側には電話で謝って休ませてもらう。
丁度生徒達も、原稿をやる時間が出来てよかったであろう。

良く無いのは私だ…原稿がいっこうに上がらない (>_<)
昼には第一便でサーバーにアップすると言っておきながら…夕方になっても終らず、
結局家内が 自分のパソコンでキャラクターの色付けと、イラストの彩色の数点を手伝ってくれる

その間に息子の学校の、PTA広報の編集会議の時間になる。
これも行くだけ行って謝って…とんぼ返り。2時間そこで時間をとることは出来ない
原稿に向かわないと、絶対に終らない。

夜になって初めてサーバーに3分の1だけアップ。
その時点で「朝10時がタイムリミットです」と編集から釘を刺される。

朝10時ギリギリで、サーバーに完成原稿アップ
その後…色忘れなどがあり…最終的に昼までかかる。それでやっと眠ることが出来たが
まだだ、連載のラフを翌日までにFAXしないとならない、
4時間だけ寝て起きて真夜中に、ファミレスにネームにでる。
タイムリミットは一晩。いつもなら3日かかるところを、7時間ファミリーレストランで粘って
何とか完成。驚異的だネタもまったく出来ていないものが朝までにFAX…

よっしゃ、まだまだいけるぜ(ホントかよ)
  



   
 9月30日 全て直しかヽ(´ー`)ノフッ


一晩で8ページ分のラフを描き上げ、朝までに編集にFAXする。
朝30分だけ寝て、PTA広報誌取材のために、息子の高校の文化祭に出向く。

眠い…学校までの運転がおぼつかないほど眠い。
おまけに、出し物は、眠気を助長する笑いの間の悪さ… (-_-;)

小中高と…ずっと演劇部に籍を置いていた私としては、見るに堪えない…
君らはお笑い番組を何のために見ているんだ…?

午後から漫画研究部の ブースに行って見ようと思っていたが 既に昼で体力の限界、

今ごろ自宅には…編集に朝送ったラフの直しのFAXが来ていることだろう。
帰宅…案の定、修正依頼のFAXが、用紙が無くなるほど、大量 に来ていた。
見ない事にして…(-_-;)4時間だけ寝る事にする(ってか、もう起きていられない)。

今回…他の作家が作ったキャラクターを、マネして描かないとならない仕事なのだ。
漫画家としては屈辱的だが、これも仕事なので仕方無い。
しかし…人のキャラをまねることほど大変な仕事はない。

描かない人には判らない事だろうが、単純な絵ほど難しく… 目の位置が数ミリずれたら、
もう別のキャラくターになってしまうのだ。
ましてや人のキャラの表情(喜怒哀楽)を変えるなど至難の業だ。
自分のキャラになってしまうからだ。
それを押さえるのは…右利きの投手に、 左手で投げさせるようなものだ
その昔、姪っ子に「○○描いて」とせがまれ…
一晩練習したが、いっこうに似させられなかったという事が合った。

結局、キャラは全て直し、頭身や顔の形がおかしいとクレームが来る。
恐らく直しに、まるまる1晩かかる…しかし明日はインターフェロン注射の日なので
副作用の熱が出たら、 どうするんだろう?きついぞ水曜アップ。
とは言え…「上がらない」なんてのは、遊びで描いてる学生の言い訳にしかならない
例え水曜まで寝なくても、上げなくてはならない…

PTA広報だの取材だの、やっている場合ではないそ、俺。
しかし広報委員の大半が出て来てくれないため仕方無い…誰かが泣かなくてはならないいのだ
参加してくれない人の 理由は「忙しいから」
をいをい そんな理由で、 逃げられるなら誰も苦労しないよ。 お陰で自営業の私が駆り出される。
家にいれば暇な人間だと思われているのか… PTAの仕事を逃げている主婦に言いたいよ
「あんたら、毎日ちゃんと寝てるでしょ?」 って。

                
 9月11日 ゆっくり読書


家内オススメの重松清著 『流星ワゴン』を読み終える
感動に、終始号泣…だから電車の中とかで読んでいられない
病院の待合室で読んでいてウルウルしちゃって参った。

『バックトゥーザフュチャー』『オオロラの彼方へ』等の時間を超越した
親子の人間愛のドラマとか…弱いんだよね。
映画化決定だそうで…どんな配役でどう映画化するのか楽しみです。

さて明日からは本格的にネームにとりかからないと…
その前に、講師をしている専門学校のテスト期間なので、テスト問題作成と
今期の総括書類の提出と…やる事だらけ、時間給にしたらコンビニのバイト程度だな。

このところ学校ではDVDを見せることが多い
最近では上記の『バックトゥーザフュチャー』3部作 『インディージョーンズ』3部作
『ID4=インデペンデンスデイ』『ゴーストニューヨークの幻』『ウォレスとグルミット』
そして明日はティム・バートンの『 ナイトメアビフォアークリスマス』を予定

その後はテスト期間だ。




8月12日 盆休み前に注射


病院が盆休みに入るので、1日早めにインターフェロンを打ちに向かう。
寝不足で受付開始時間を過ぎ 、混んでいるのを予想したが意外にもすいていた。

咳が数週間続くので、副作用の肺炎を考慮…レントゲン撮影と検査をしてもらうが
そちらの恐れは今のところ大丈夫とのこと 、採血にも異常は無いため、
いつも通りのインターフェロン量を摂取。

帰宅するとイラストの直しの追加が来ている。家族が帰省中にどこまで仕事ははかどるのか?
昔から、お目付け役が居ないとサボる癖があるのだ(^^;)

しかし1日早い、インターフェロン摂取は思った以上に体に負担が強かったらしく
夕方からどうも仕事似集中できない…熱を計ると38.3も既に出ている 。

考えたらこの数日マトモに寝ていない、しばらく寝てからイラストの直しだ …と
横になったが…気付くと14時間が経過していた。

何度か起きて携帯の目覚まし機能を切っているらしい「どへ〜〜」大慌てで飛び起きシャワーを浴びて
原稿に向かう…どうしよう飛び込んできたイラストの直しの連続で 、連載漫画が一向に進んで無い
週明けには編集から催促が起草だというのに (>_<)


8月11日 イラストの飛び込み仕事で困惑…


「酒の肴」に関しての仕事で、イラストがこちらに回ってきたが…著者の固定観念に困惑
「鯵のお造りに、こんなのは無いからこれこれこう直せ」 と言われちょっとカチンと来る。
一番絵になるよう、一番見映えの良さそうに…とネットで検索して1点のイラストにつき
5〜60点の写真を参考に、模写しているのだ。

「無い」…と言われてもきらかに有る。(著者が知ら無いだけだ)
その手の直しが出てくる出てくる…さすが文字屋さん、絵に関してのイメージとかタッチとか
まったくの素人だから仕方無い。それにしても編集もフォローしてくれないのが悲しい。

早くもっとメジャー誌連載をとって「そんな仕事は忙しくて出来ません」っと言える
漫画家になりたいものだ┐('〜`;)┌
結局この直しで…無睡眠のままインターフェロン注射に向かう羽目になる。


7月20日 電車内で意識喪失…


朝から食欲が無かったが…無理やり朝食だけ食べて学校へ。
朝から2本立てのDVD観賞授業を予定していたが… DVDプレーヤーを接続したら…
上手くプロジェクターに写らない。
よくよく見たら配線がビデオ経由でプロジェクターにつながっている。
これだとコピーガード(ダビング防止装置)が作動するのは、当たり前だ…
苦情の電話を管理事務所に入れ、オーディオの後部パネルをはがして
オーディオ(映像)配線修復に40分のロス。

結局食事時間もとれず(学生は食べながら見ていたが…私は食欲が無く) やっと授業を終らせて、
空腹のまま帰宅。

食事をしていない事で血糖値が下がり出した…と、気付いたのは、 準急電車で…
乗り継ぎの駅の数個手前の駅に来た時だった… 立っていられない。

冷や汗が出てきて、吐き気がする…このままではまずい ドアにもたれかかる…その時、
体中の力が抜けるのを感じる。

その直後…私は意識を失った。
管理事務所の人が…私の頭の裏板をはがして、オーディオ映像コードのみを抜き去ったかのように
映像が目に入ってこない、目は開けているのに、見えない…声のみが聞こえる
「意識をしっかり持って下さい」「大丈夫ですか?」「聞こえます?」 感覚は有る、
誰かが襟元に風を送り込んでくれている…それが駅員なのか 乗客なのはは判らない…
入り交じる声の中に「失禁してるな…救急車呼んだほうがいいな」
その時バックをまさぐる私に「カバンはここに有りますよ」って やはり誰かが声をかけてくれた。
その後、身体がフッと軽くなる、駅員達がホームのベンチに私を連れ出し寝かしてくれたのだ。

その時になって…初めて周りがうっすらと見えだした 準急が停まって、 各車両の窓や、入り口からは
客がこちらを見ている ホームの群衆もだ…
ともかく恥ずかしいとかよりも先に、何が有ったんだ??? それが判らなかった。

頭が割れるように痛い。
駅員の説明から、倒れたのであろう事は理解出来た。 「何かしましょうか?」という駅員にお願いして
コインを渡し販売機のリンゴジュースを買ってもらい飲む、
しかしその時の記憶は…イマイチはっきりしない。

駅員が、「次の電車来ました、あれで行かないと…当分待つことになりますが
お客さん顔色が悪いので…休まれていたほうが…救急車呼びますか?」 こんな場所で救急車に乗ったら、
どこに連れて行かれるか判ったもんじゃない…断固拒否だ。

家から遠すぎる入院にでもなったらたまらん。 制止する駅員に礼を言って、来た電車に乗り込む…
その次の駅で、もう一回乗り継ぎ 目は案内表示も時計も見ているが…頭が動いていない
ともかく座りたい…その一心で、停まっているホームの電車に座り込む
それが運良く目的地行きだったから良かった。

問題は…駅からおりて、タクシーを拾おうか迷った、この頭痛と めまいと意識もうろうの自分が
30分かけて自宅まで歩けるものなのか? 「倒れちゃダメだ、倒れちゃダメだ」自分に言い聞かせて
自宅まで歩くが その間の記憶も定かでない。

帰宅して部屋に倒れ込んだようだ… 翌朝、気付くとジーンズを履き替えパジャマに着替えていたようだが
覚えていない。

翌朝頭痛と吐き気が収まらず、仕方無く這い起きてCTスキャンを撮りに、行きつけの病院へ行く。
受付が遅かったので、待合室は患者でいっぱいだ、 さすがにフラフラだったので、
受付けに「スイマセン意識失いそうなんですが」と頼んで、車イスに乗せてもらい、
看護婦さんに押されて救急室へ、 横にならせてもらい、問診とCTスキャンの順番待ち。

入院の時からの、女医さんが来てくれて…
「CTスキャンには特に異常は有りませんが、左右の内耳の空洞がアンバランスなのが気になります」とか
言っていた…が、内出血が無いと聞きひとまずは安心。
「肝臓治療中ですし、おしっこ我慢すると血圧も低下しますし…悪循環ですよ。
今後の治療の妨げにもなりますから、お仕事頑張りすぎない様にね」と言われる。
「それほど頑張ってないけど…」って言う余裕が、その時の私にはなかった。

その日は帰宅後頭を冷やしてただ寝る(と言うより起きていられない)
締め切りが迫るので、編集に事情を言って、原稿のアップを5日遅らせてもらう。
しかし…それから3日間ほとんど起き上がれず。 後頭部が日が経つにつれ痛みだしたところから、
後頭部からぶっ倒れたらしい。

その場の情況を駅員に聞いている余裕もなかったので、いったいどうぶっ倒れたのか?
アゴのかみ合わせもおかしくなっており、横から倒れたのかもしれない…
数日間、硬いものが噛めない日が続いている。 飯抜くとダメだ…もう若くないアブナイアブナイ。

深く反省。 医者に頼んでいつものインターフェロン系薬剤に、胃腸薬も追加してもらってきました。

 


7月2日 眼底出血…


眼科の副作用検査で、瞳孔を広げたままにする薬剤点眼
前回の教訓を活かして、早めに受付に並ぶが… 眼科検査の後に回され、
8時から出かけて帰宅は5時間後 採血検査。

いつもより複雑な検査で量も多めに血を抜かれる。
血液成分は白血球、血小板ともに、許容値に戻っていた。
その為、インターフェロンは通常量を注射。

問題は、眼科検査で左目に眼底出血が発見された事
副作用によるものと断定(1ヶ月前は無かったので) 眼科医と肝臓医師が相談、
眼底出血は失明に繋がるので… 慎重に投薬をしないと、危険…と、
治療前に聞いていたので ビクビクして待つ。

結果、もしかしたら血小板が止めてくれた跡かもしれないので
このまま毎週、 注射は続けて1ヶ月後に再検査でいかがでしょう? と言われ、
私には判らないのでOKする。

しかし 来月…出血が大きくなっていたら、治療は完全中止と決定した。
ここ2週間、半分の量だったので、薬瓶を全量注入うする時間が
こんなに長いかというくらいの激痛が続く。

帰宅してから、昼に家族のリクエストでタコヤキを焼く 食事後、急激に熱が上昇…
瞳孔を広げる薬も切れだし 目の奥に、耐えきれない鈍痛がある。

さすがに、起きてられず、数時間寝る。
いつになく熱も高いので…夕食もほとんど食べられず、 薬だけ飲んで、また寝る。

 


 6月18日 SWプレミアム試写会


3時間睡眠で朝4時おきして、国際フォーラムのスターウォーズプレミア
スターウォーズ エピソード3を観に行って来ました。 お祭り騒ぎでした楽しかったです。

朝8時の座席券交換に30分並んで、それから食事と思ったがどこも店が 開店前 、
仕方無く有楽町線で月島まで出てファミレスにはいる。
モーニングもそこそこに、また有楽町の試写会場へ戻る。 あちこちでコスプレ集団が写 真撮影中。
私も大きなナメクジの護衛をしている、ネット仲間に挨拶してトイレヘ

半裸のレイア姫に後ろ髪を引かれつつエスカレーターを上がると トイレは、
あと10分で開映だというのに、長蛇の列。 私は間に合いましたが、皆さん間に合ったんだろうか。

映画内容は公開前なので、多くは語りませんが 私は泣きませんでした。
連れも泣きませんでした。 周囲に泣いてる人見かけなかったけど。泣くのか本当に?
ともかく非常口のそばで非常灯がずっと眩しかった 音も悪くないのに、
目に飛び込む非常灯の光だけが気になった。

その後、私はインターフェロンの日なので…即効とんぼ返りで病院へ。
ところが採血にやたらに時間がかかる…全然血が出て来ない
仕方無く別の手に、でも出て来ない。5〜6分たってようやく試験管3本 その後の結果が、
血小板数値が異常事態 8.5(単位/万)が危険値で、今までは15だった
10になった時は、担当医師も慌ててはいたが「8.5を下回ったら薬量 を減らします、
まだこれなら安全圏内でしょう」
と言われていたのに なんと、

今日は7.0 これはかつて経験したことの無い、血小板数値の低さだ 結局インターフェロン量は
半分に減らされました。
次回…元に戻っていればいいのですが、このままだと治療中止の可能生もあるらしい。
せっかくウィルス値が陰性になったってのに(>_<)


 6月16日 眠いが眠れず


先週末…草津温泉に湯湯治に(って1泊で)出かける寸前
宅配物が届く…創刊37周年ファンプレゼント用の色紙が数枚、編集部から送られて来た。
当然サイン色紙を描けという事だ。

出かける前に編集に電話「来週の原稿アップと一緒で良いですか?」OKとの返事
翌週早々FAXが来る「ネームも色紙も届いてないよ!!」

そりゃそうだろ送ってないもん…週の頭はかなり熱が出て
ものを食べると、即効下痢をしてしまい、外(ファミレスとかに)ネームに出られないのだ。
お陰で… 既に今週は体重が58kgを切ろうかという程だ(1ヶ月2kg減のペースだ)

しかし催促ではやらざるをえず…しかも出足が熱で遅れているので、猶予時間はいつもの半分。
2日ろくに眠れず、都内外出その上、〆きり。

あと3日で4コマネタを10本考えて仕上げてサイン色紙も色塗って一緒に発送しないとならない。
ボロボロ状態で、ネームに出るがモノを腹に入れた段階でトイレに走る状況下
なんとかネタらしいモノの輪郭をつかむ。主人公が社員旅行の幹事を、任命される話しだ。
目に焼き付けてきた草津温泉の景色を原稿に、描き込んでいく。

眠くて原稿がはかどらず…1時間寝ようと思うが、睡眠のリズムが完璧に狂いだしていて
3時間横になっても寝つけない、時間の無駄だが、気力は衰える一方なので寝ないとダメだ
あとから疲れが出て来た時、既に時間が無い事になる。

風呂に入り、無理やり4時間寝る…(もう原稿アップまでは眠れないのは判っている)
そこから一機に取りかかる、サイン色紙数枚をカラーインクでばさばさと塗り(心を込めて(^^;)

それから原稿…終った。
ウソのようだが間に合った…人間やるときゃやるもんだぜ。
さ〜て飯食って寝るだ。

昨日も、都内への外出だった為…朝食べたサラダと夕方のアイスコーヒー1杯で1日過ごした。
帰宅時には目の下にクマがクッキリ。

スターウォーズエピ3試写会までには、しっかり寝て体調整えておかないと
せっかくのプレミア試写会で寝てたら、SWファンにライトセーバーで真っ二つにされちゃうよ。

 


 6月11日 C型肝炎治療に光が


今日は担当医師が病院移動で…最後の診察 少し待合室で寝ようと思ってたら…
診療開始と同時に名を呼ばれる。

今までの治療で、最速の順番の採血だった。 最後の担当医の問診
医師「私来週の午前中まではいますから」
「あ、来週は午後からしか来られないんです…〔スターウォーズエピ3 の試写会なんで…とは言えなかった)」
すると医師が、採血データを見て
医師 「おおっ!やった!!!ウィルス量が陰性になってる!!!!!予定通 りだ」
え?先生、あんた先月「このままじゃダメかもしれないから、 治療の中断を考えますか?」
って言ったじゃないの??暗い顔して。
それが 予定どうりなの?…ヽ(´ー`)ノフッ オレがどれだけ落込んだと思ってんだよ、
その治療中断って言葉で… ま、でもいいか

医師「ですがあぁ、白血球、血小板…全ての成分量 が激減してますね…」
私 「え?じゃ治療は?」
医師「ま、いいでしょ、目的はウィルスを死滅させる事でしたし…血液成分の量 的には、
    なんとかまだギリギリ平気でしょう、このまま続けましょう」

つまりは、少なからず治療に光明が見え出したという事らしい。
治療はあと9ヶ月続くが…これで少しは勢いがついた。今後も副作用は続くし集中力も途切れがちな
中での仕事なので、大変さは変わらないが…あと9ヶ月かぁ。

 



 6月3日(金曜)集中力無し


最近、インターフェロンの副作用から、身体全身にかゆみが出て来ている。
痛さは多少我慢出来るが…かゆみはいかんともしがたい。

身体中に赤い発疹が出始め、塗り薬と内服薬を処方してもらうが…効き目が無い。
それでも締め切りは待ってくれず、今日渡しの予定だった連載漫画の下描きネームは
結局FAX予定が編集長の帰宅まで間に合わず、月曜の朝一ということになってしまった。

これで来週がきつくなってきた。土日に熱を押してペン入れを出来るか…
翌週になってラストスパートをかけるか、だが…結局来週のタイトな時間設定に決まってしまった。
来週の試写会をキャンセルせずに、原稿をあげられるかが問題だ。

体温は37.8度くらいまで最近でも注射の後は出る。
それが体調の悪い時は月曜まで尾を引き、土日は起き上がれない…月曜日の専門学校の講義の日には
座薬で熱を下げての登校が決まりになっている。

しかし…今週は水曜まで熱が37.4度まであり、最悪な体調だった。
まだ熱はいいのだが 身体のかゆみは5秒とじっとしていられないほどで
足はもう血だらけ、かいてもかいてもかゆみは治まらない。
最近は顔にまで発疹が出始めて薬の副作用ということを知らない人には、
悪い皮膚病くらいにしか 、思えないほど醜い。

あと食事をすると、80%下痢をする。
3ヶ月で体重は6kg減。これにより薬の量 が変わってくるので、医者に言わないとならなくなった。
去年買ったジーンズやシャツが、ブカブカになってしまっている。

しかし、毎月12〜3万円の注射代を払いながら…そんなところに予算も割け無いので
ひとサイズ大きなシャツも我慢して着るのだ。

ともかくかゆみには、苦労する…寝ていられず夜中に、かゆみで何度か目が覚めるのだ
集中力も欠き、仕事にならない。
いつまでこんな日々が続くのか…


 9月11日 ゆっくり読書


家内オススメの重松清著 『流星ワゴン』を読み終える
感動に、終始号泣…だから電車の中とかで読んでいられない
病院の待合室で読んでいてウルウルしちゃって参った。

『バックトゥーザフュチャー』『オオロラの彼方へ』等の時間を超越した
親子の人間愛のドラマとか…弱いんだよね。
映画化決定だそうで…どんな配役でどう映画化するのか楽しみです。

さて明日からは本格的にネームにとりかからないと…
その前に、講師をしている専門学校のテスト期間なので、テスト問題作成と
今期の総括書類の提出と…やる事だらけ、時間給にしたらコンビニのバイト程度だな。

このところ学校ではDVDを見せることが多い
最近では上記の『バックトゥーザフュチャー』3部作 『インディージョーンズ』3部作
『ID4=インデペンデンスデイ』『ゴーストニューヨークの幻』『ウォレスとグルミット』
そして明日はティム・バートンの『 ナイトメアビフォアークリスマス』を予定

その後はテスト期間だ。




8月12日 盆休み前に注射


病院が盆休みに入るので、1日早めにインターフェロンを打ちに向かう。
寝不足で受付開始時間を過ぎ 、混んでいるのを予想したが意外にもすいていた。

咳が数週間続くので、副作用の肺炎を考慮…レントゲン撮影と検査をしてもらうが
そちらの恐れは今のところ大丈夫とのこと 、採血にも異常は無いため、
いつも通りのインターフェロン量を摂取。

帰宅するとイラストの直しの追加が来ている。家族が帰省中にどこまで仕事ははかどるのか?
昔から、お目付け役が居ないとサボる癖があるのだ(^^;)

しかし1日早い、インターフェロン摂取は思った以上に体に負担が強かったらしく
夕方からどうも仕事似集中できない…熱を計ると38.3も既に出ている 。

考えたらこの数日マトモに寝ていない、しばらく寝てからイラストの直しだ …と
横になったが…気付くと14時間が経過していた。

何度か起きて携帯の目覚まし機能を切っているらしい「どへ〜〜」大慌てで飛び起きシャワーを浴びて
原稿に向かう…どうしよう飛び込んできたイラストの直しの連続で 、連載漫画が一向に進んで無い
週明けには編集から催促が起草だというのに (>_<)


8月11日 イラストの飛び込み仕事で困惑…


「酒の肴」に関しての仕事で、イラストがこちらに回ってきたが…著者の固定観念に困惑
「鯵のお造りに、こんなのは無いからこれこれこう直せ」 と言われちょっとカチンと来る。
一番絵になるよう、一番見映えの良さそうに…とネットで検索して1点のイラストにつき
5〜60点の写真を参考に、模写しているのだ。

「無い」…と言われてもきらかに有る。(著者が知ら無いだけだ)
その手の直しが出てくる出てくる…さすが文字屋さん、絵に関してのイメージとかタッチとか
まったくの素人だから仕方無い。それにしても編集もフォローしてくれないのが悲しい。

早くもっとメジャー誌連載をとって「そんな仕事は忙しくて出来ません」っと言える
漫画家になりたいものだ┐('〜`;)┌
結局この直しで…無睡眠のままインターフェロン注射に向かう羽目になる。


7月20日 電車内で意識喪失…


朝から食欲が無かったが…無理やり朝食だけ食べて学校へ。
朝から2本立てのDVD観賞授業を予定していたが… DVDプレーヤーを接続したら…
上手くプロジェクターに写らない。
よくよく見たら配線がビデオ経由でプロジェクターにつながっている。
これだとコピーガード(ダビング防止装置)が作動するのは、当たり前だ…
苦情の電話を管理事務所に入れ、オーディオの後部パネルをはがして
オーディオ(映像)配線修復に40分のロス。

結局食事時間もとれず(学生は食べながら見ていたが…私は食欲が無く) やっと授業を終らせて、
空腹のまま帰宅。

食事をしていない事で血糖値が下がり出した…と、気付いたのは、 準急電車で…
乗り継ぎの駅の数個手前の駅に来た時だった… 立っていられない。

冷や汗が出てきて、吐き気がする…このままではまずい ドアにもたれかかる…その時、
体中の力が抜けるのを感じる。

その直後…私は意識を失った。
管理事務所の人が…私の頭の裏板をはがして、オーディオ映像コードのみを抜き去ったかのように
映像が目に入ってこない、目は開けているのに、見えない…声のみが聞こえる
「意識をしっかり持って下さい」「大丈夫ですか?」「聞こえます?」 感覚は有る、
誰かが襟元に風を送り込んでくれている…それが駅員なのか 乗客なのはは判らない…
入り交じる声の中に「失禁してるな…救急車呼んだほうがいいな」
その時バックをまさぐる私に「カバンはここに有りますよ」って やはり誰かが声をかけてくれた。
その後、身体がフッと軽くなる、駅員達がホームのベンチに私を連れ出し寝かしてくれたのだ。

その時になって…初めて周りがうっすらと見えだした 準急が停まって、 各車両の窓や、入り口からは
客がこちらを見ている ホームの群衆もだ…
ともかく恥ずかしいとかよりも先に、何が有ったんだ??? それが判らなかった。

頭が割れるように痛い。
駅員の説明から、倒れたのであろう事は理解出来た。 「何かしましょうか?」という駅員にお願いして
コインを渡し販売機のリンゴジュースを買ってもらい飲む、
しかしその時の記憶は…イマイチはっきりしない。

駅員が、「次の電車来ました、あれで行かないと…当分待つことになりますが
お客さん顔色が悪いので…休まれていたほうが…救急車呼びますか?」 こんな場所で救急車に乗ったら、
どこに連れて行かれるか判ったもんじゃない…断固拒否だ。

家から遠すぎる入院にでもなったらたまらん。 制止する駅員に礼を言って、来た電車に乗り込む…
その次の駅で、もう一回乗り継ぎ 目は案内表示も時計も見ているが…頭が動いていない
ともかく座りたい…その一心で、停まっているホームの電車に座り込む
それが運良く目的地行きだったから良かった。

問題は…駅からおりて、タクシーを拾おうか迷った、この頭痛と めまいと意識もうろうの自分が
30分かけて自宅まで歩けるものなのか? 「倒れちゃダメだ、倒れちゃダメだ」自分に言い聞かせて
自宅まで歩くが その間の記憶も定かでない。

帰宅して部屋に倒れ込んだようだ… 翌朝、気付くとジーンズを履き替えパジャマに着替えていたようだが
覚えていない。

翌朝頭痛と吐き気が収まらず、仕方無く這い起きてCTスキャンを撮りに、行きつけの病院へ行く。
受付が遅かったので、待合室は患者でいっぱいだ、 さすがにフラフラだったので、
受付けに「スイマセン意識失いそうなんですが」と頼んで、車イスに乗せてもらい、
看護婦さんに押されて救急室へ、 横にならせてもらい、問診とCTスキャンの順番待ち。

入院の時からの、女医さんが来てくれて…
「CTスキャンには特に異常は有りませんが、左右の内耳の空洞がアンバランスなのが気になります」とか
言っていた…が、内出血が無いと聞きひとまずは安心。
「肝臓治療中ですし、おしっこ我慢すると血圧も低下しますし…悪循環ですよ。
今後の治療の妨げにもなりますから、お仕事頑張りすぎない様にね」と言われる。
「それほど頑張ってないけど…」って言う余裕が、その時の私にはなかった。

その日は帰宅後頭を冷やしてただ寝る(と言うより起きていられない)
締め切りが迫るので、編集に事情を言って、原稿のアップを5日遅らせてもらう。
しかし…それから3日間ほとんど起き上がれず。 後頭部が日が経つにつれ痛みだしたところから、
後頭部からぶっ倒れたらしい。

その場の情況を駅員に聞いている余裕もなかったので、いったいどうぶっ倒れたのか?
アゴのかみ合わせもおかしくなっており、横から倒れたのかもしれない…
数日間、硬いものが噛めない日が続いている。 飯抜くとダメだ…もう若くないアブナイアブナイ。

深く反省。 医者に頼んでいつものインターフェロン系薬剤に、胃腸薬も追加してもらってきました。

 


7月2日 眼底出血…


眼科の副作用検査で、瞳孔を広げたままにする薬剤点眼
前回の教訓を活かして、早めに受付に並ぶが… 眼科検査の後に回され、
8時から出かけて帰宅は5時間後 採血検査。

いつもより複雑な検査で量も多めに血を抜かれる。
血液成分は白血球、血小板ともに、許容値に戻っていた。
その為、インターフェロンは通常量を注射。

問題は、眼科検査で左目に眼底出血が発見された事
副作用によるものと断定(1ヶ月前は無かったので) 眼科医と肝臓医師が相談、
眼底出血は失明に繋がるので… 慎重に投薬をしないと、危険…と、
治療前に聞いていたので ビクビクして待つ。

結果、もしかしたら血小板が止めてくれた跡かもしれないので
このまま毎週、 注射は続けて1ヶ月後に再検査でいかがでしょう? と言われ、
私には判らないのでOKする。

しかし 来月…出血が大きくなっていたら、治療は完全中止と決定した。
ここ2週間、半分の量だったので、薬瓶を全量注入うする時間が
こんなに長いかというくらいの激痛が続く。

帰宅してから、昼に家族のリクエストでタコヤキを焼く 食事後、急激に熱が上昇…
瞳孔を広げる薬も切れだし 目の奥に、耐えきれない鈍痛がある。

さすがに、起きてられず、数時間寝る。
いつになく熱も高いので…夕食もほとんど食べられず、 薬だけ飲んで、また寝る。

 


 6月18日 SWプレミアム試写会


3時間睡眠で朝4時おきして、国際フォーラムのスターウォーズプレミア
スターウォーズ エピソード3を観に行って来ました。 お祭り騒ぎでした楽しかったです。

朝8時の座席券交換に30分並んで、それから食事と思ったがどこも店が 開店前 、
仕方無く有楽町線で月島まで出てファミレスにはいる。
モーニングもそこそこに、また有楽町の試写会場へ戻る。 あちこちでコスプレ集団が写 真撮影中。
私も大きなナメクジの護衛をしている、ネット仲間に挨拶してトイレヘ

半裸のレイア姫に後ろ髪を引かれつつエスカレーターを上がると トイレは、
あと10分で開映だというのに、長蛇の列。 私は間に合いましたが、皆さん間に合ったんだろうか。

映画内容は公開前なので、多くは語りませんが 私は泣きませんでした。
連れも泣きませんでした。 周囲に泣いてる人見かけなかったけど。泣くのか本当に?
ともかく非常口のそばで非常灯がずっと眩しかった 音も悪くないのに、
目に飛び込む非常灯の光だけが気になった。

その後、私はインターフェロンの日なので…即効とんぼ返りで病院へ。
ところが採血にやたらに時間がかかる…全然血が出て来ない
仕方無く別の手に、でも出て来ない。5〜6分たってようやく試験管3本 その後の結果が、
血小板数値が異常事態 8.5(単位/万)が危険値で、今までは15だった
10になった時は、担当医師も慌ててはいたが「8.5を下回ったら薬量 を減らします、
まだこれなら安全圏内でしょう」
と言われていたのに なんと、

今日は7.0 これはかつて経験したことの無い、血小板数値の低さだ 結局インターフェロン量は
半分に減らされました。
次回…元に戻っていればいいのですが、このままだと治療中止の可能生もあるらしい。
せっかくウィルス値が陰性になったってのに(>_<)


 6月16日 眠いが眠れず


先週末…草津温泉に湯湯治に(って1泊で)出かける寸前
宅配物が届く…創刊37周年ファンプレゼント用の色紙が数枚、編集部から送られて来た。
当然サイン色紙を描けという事だ。

出かける前に編集に電話「来週の原稿アップと一緒で良いですか?」OKとの返事
翌週早々FAXが来る「ネームも色紙も届いてないよ!!」

そりゃそうだろ送ってないもん…週の頭はかなり熱が出て
ものを食べると、即効下痢をしてしまい、外(ファミレスとかに)ネームに出られないのだ。
お陰で… 既に今週は体重が58kgを切ろうかという程だ(1ヶ月2kg減のペースだ)

しかし催促ではやらざるをえず…しかも出足が熱で遅れているので、猶予時間はいつもの半分。
2日ろくに眠れず、都内外出その上、〆きり。

あと3日で4コマネタを10本考えて仕上げてサイン色紙も色塗って一緒に発送しないとならない。
ボロボロ状態で、ネームに出るがモノを腹に入れた段階でトイレに走る状況下
なんとかネタらしいモノの輪郭をつかむ。主人公が社員旅行の幹事を、任命される話しだ。
目に焼き付けてきた草津温泉の景色を原稿に、描き込んでいく。

眠くて原稿がはかどらず…1時間寝ようと思うが、睡眠のリズムが完璧に狂いだしていて
3時間横になっても寝つけない、時間の無駄だが、気力は衰える一方なので寝ないとダメだ
あとから疲れが出て来た時、既に時間が無い事になる。

風呂に入り、無理やり4時間寝る…(もう原稿アップまでは眠れないのは判っている)
そこから一機に取りかかる、サイン色紙数枚をカラーインクでばさばさと塗り(心を込めて(^^;)

それから原稿…終った。
ウソのようだが間に合った…人間やるときゃやるもんだぜ。
さ〜て飯食って寝るだ。

昨日も、都内への外出だった為…朝食べたサラダと夕方のアイスコーヒー1杯で1日過ごした。
帰宅時には目の下にクマがクッキリ。

スターウォーズエピ3試写会までには、しっかり寝て体調整えておかないと
せっかくのプレミア試写会で寝てたら、SWファンにライトセーバーで真っ二つにされちゃうよ。

 


 6月11日 C型肝炎治療に光が


今日は担当医師が病院移動で…最後の診察 少し待合室で寝ようと思ってたら…
診療開始と同時に名を呼ばれる。

今までの治療で、最速の順番の採血だった。 最後の担当医の問診
医師「私来週の午前中まではいますから」
「あ、来週は午後からしか来られないんです…〔スターウォーズエピ3 の試写会なんで…とは言えなかった)」
すると医師が、採血データを見て
医師 「おおっ!やった!!!ウィルス量が陰性になってる!!!!!予定通 りだ」
え?先生、あんた先月「このままじゃダメかもしれないから、 治療の中断を考えますか?」
って言ったじゃないの??暗い顔して。
それが 予定どうりなの?…ヽ(´ー`)ノフッ オレがどれだけ落込んだと思ってんだよ、
その治療中断って言葉で… ま、でもいいか

医師「ですがあぁ、白血球、血小板…全ての成分量 が激減してますね…」
私 「え?じゃ治療は?」
医師「ま、いいでしょ、目的はウィルスを死滅させる事でしたし…血液成分の量 的には、
    なんとかまだギリギリ平気でしょう、このまま続けましょう」

つまりは、少なからず治療に光明が見え出したという事らしい。
治療はあと9ヶ月続くが…これで少しは勢いがついた。今後も副作用は続くし集中力も途切れがちな
中での仕事なので、大変さは変わらないが…あと9ヶ月かぁ。

 


 6月4日(土曜)体重60kgを切る


今日から専門医師が変わる日だ…しかし行ったら
「新しい先生が道に迷って、まだ到着していないので、院長が診ます」と言う

しかし私以外は皆院長って感じの患者ばかりで…これは時間がかかるぞって覚悟してたら
診療開始と同時に採血注射5本も採られた(T_T)

その後、院長の問診 インターフェロン注射。今日も激痛だった(T_T)
「体重が規定数を切ったので、レベトール(インターフェロンとの併用で毎日飲むカプセル薬)の
量が変わるはずですよね」とこちらから言うと「じゃそうしましょう」

しかし最終会計後の薬局で「薬はいつもと同じですね」って言う
私「え?レベトールは3錠になってませんか?」「いえ?何か?」

院長に指示しておいた旨を伝えて 、3錠に変更してもらう
ちょっと不安もあるんだけどね、60kgを600〜800g切っただけだから
不摂生してまた60kg越えるのも時間の問題かも(・д・`)

そうすると会計も変わってきますと言い.
レベトール1錠だけで1500円近く安くなり返金された…こんなに高い薬だったのかと
改めてため息。

今日はかなり、仕事以外のことで精神的に落込んでもいたため何もする気がしなかったが
家内とお好み焼きを作る約束をしていたので、1時間寝てから台所に立つ。

コチジャンで味付けした、ニラ入り韓国風お好み焼きを食べてから…息子帰宅まで
資料を読みながら寝る。
起きると息子も家内も夕飯を済ませた後で、独り寂しく食事をする。

さて朝までに、熱も出だすだろうけど、やらなきゃならない学校の試験問題制作があるんで
朝まで眠れないかな。



 6月3日(金曜)集中力無し


最近、インターフェロンの副作用から、身体全身にかゆみが出て来ている。
痛さは多少我慢出来るが…かゆみはいかんともしがたい。

身体中に赤い発疹が出始め、塗り薬と内服薬を処方してもらうが…効き目が無い。
それでも締め切りは待ってくれず、今日渡しの予定だった連載漫画の下描きネームは
結局FAX予定が編集長の帰宅まで間に合わず、月曜の朝一ということになってしまった。

これで来週がきつくなってきた。土日に熱を押してペン入れを出来るか…
翌週になってラストスパートをかけるか、だが…結局来週のタイトな時間設定に決まってしまった。
来週の試写会をキャンセルせずに、原稿をあげられるかが問題だ。

体温は37.8度くらいまで最近でも注射の後は出る。
それが体調の悪い時は月曜まで尾を引き、土日は起き上がれない…月曜日の専門学校の講義の日には
座薬で熱を下げての登校が決まりになっている。

しかし…今週は水曜まで熱が37.4度まであり、最悪な体調だった。
まだ熱はいいのだが 身体のかゆみは5秒とじっとしていられないほどで
足はもう血だらけ、かいてもかいてもかゆみは治まらない。
最近は顔にまで発疹が出始めて薬の副作用ということを知らない人には、
悪い皮膚病くらいにしか 、思えないほど醜い。

あと食事をすると、80%下痢をする。
3ヶ月で体重は6kg減。これにより薬の量 が変わってくるので、医者に言わないとならなくなった。
去年買ったジーンズやシャツが、ブカブカになってしまっている。

しかし、毎月12〜3万円の注射代を払いながら…そんなところに予算も割け無いので
ひとサイズ大きなシャツも我慢して着るのだ。

ともかくかゆみには、苦労する…寝ていられず夜中に、かゆみで何度か目が覚めるのだ
集中力も欠き、仕事にならない。
いつまでこんな日々が続くのか…


 5月21日(土曜)瞳孔が全開


定期注射の日、45分歩いて病院へ行く
今日はインターフェロンの副作用のひとつ、眼底出血の検査の日でもあるため、
車での通院は許されなかった。と言うのも…
最初に瞳孔を全開にする点眼薬を目に入れる、数分後、瞳孔が全開して
サングラスを念のため持って行ったが、付けても、眩しくてたまらないほどなのだ 。

外に出て、サングラスを取ったら道路も風景もみんな真っ白だった(^^;)
検査はすぐに何事も無く終わったので…トイレの鏡で目をのぞいてみてビックリ!

瞳孔全開だ(そう言う薬なんだが)鏡に驚いているような目玉が見開かれていて笑った。

その後いつもの、採血、問診、インターフェロン注射 を終わらせる間
連載原稿の下書をしようと思っていた事が、無謀だと気づかされた…原稿用紙が真っ白に
反射してしまって、下描きも枠線も ただの四角い紙にしか見えない。だめだこりゃ。

45分かけて、また帰宅…さすがに疲れ果ててシャワーを浴びて少し仮眠する。
おきる頃には、瞳孔も閉じていることだろう。



 5月21日(土曜)瞳孔が全開


定期注射の日、45分歩いて病院へ行く
今日はインターフェロンの副作用のひとつ、眼底出血の検査の日でもあるため、
車での通院は許されなかった。と言うのも…
最初に瞳孔を全開にする点眼薬を目に入れる、数分後、瞳孔が全開して
サングラスを念のため持って行ったが、付けても、眩しくてたまらないほどなのだ 。

外に出て、サングラスを取ったら道路も風景もみんな真っ白だった(^^;)
検査はすぐに何事も無く終わったので…トイレの鏡で目をのぞいてみてビックリ!

瞳孔全開だ(そう言う薬なんだが)鏡に驚いているような目玉が見開かれていて笑った。

その後いつもの、採血、問診、インターフェロン注射 を終わらせる間
連載原稿の下書をしようと思っていた事が、無謀だと気づかされた…原稿用紙が真っ白に
反射してしまって、下描きも枠線も ただの四角い紙にしか見えない。だめだこりゃ。

45分かけて、また帰宅…さすがに疲れ果ててシャワーを浴びて少し仮眠する。
おきる頃には、瞳孔も閉じていることだろう。



 5月15日(日曜)微熱に起き上がれず


微熱に身体がだるい…副作用とは承知していても起きていられず。
3ヶ月間転がっている、仕事場の寝袋で日がな一日寝ている…

歴史イラストの締め切りと、連載漫画の締め切りだけが
止まった時間に向って迫ってくる…座薬を使用して起き上がろうと思うが
明日の学校の講義に、体力を温存しておかない事には、若い学生達に太刀打ち出来まい。

ともかく最近は微熱が出ると、食べ物はすべで食べると同時に下痢してしまう
(尾篭なお話しで恐縮です。)
だからこの3ヶ月で体重も減り続けているのだ…
胴回りに至っては6センチ減。

既に太っていた時のモノが着れないほどだ。

家内はインターフェロンダイエットと呼ぶ…(^^;)

月曜に何とか熱が治まり、学校に行くも
生徒達の原稿がいっこうに進んでおらず、映画を見せる予定が断念
これでは映画どころではない。
生徒に原稿の続きを進める間、自分の原稿をペン入れする。

帰宅時、昨年欠席の多かった生徒に対しての補習を、アニメ講師課長から言い渡される
どこかで補習授業を入れないとならないわけだ…気が重い。



 5月14日(土曜)治療中止?

 

前回の血液検査でのウィルス量チェックのデータが出た。

検査票に「ヨウセイ↑」とだけ有る…ダメじゃん(T_T)
「正確な数量値は?」
医師「インターフェロン注射中は、数値の細部は出ないんですよ…これによると
   ウィルスは3ヶ月経っても…まだ陽性ということです」

「それって薬がいっさい効いていないって事ですか?」
医師「それがね…他の数値は確実に正常値になってきているんです。
   この数値だけ見たら『え?この人ホントに肝臓悪いの?』ってくらいな正常値です」  

「つまり、陽性の範囲内だが…極めて陰性に近いのかもしれないんですね?」

医師「そういうふうに期待したいんですが、既に3ヶ月ですよね…
   ううううん、難しいなぁ…(しばし黙り込む医師) 今後同じように治療を続けてみて…
   半年経過しても、血液中のウィルスが陽性のままなら…中止しましょう。
   そして…他の方法を考えましょう」

「有るんですか?他の方法なんて?」
医師「いえ、有りません。これが唯一最良の治療方法です、もう中断してしまうか…
  それとも…半年後のもっと強力なインターフェロンが.
保険認可される時まで…
  このまま続けてみますか?という事です」

私は答えに詰まった…答えを悩んだのではない。
今までの苦労は、無意味だったのか?との疑問と闘っていたのだ。
朝まで起きていて…1時間だけ睡眠をとり、毎週採血、注射…は、疲れる。

おまけに、この病院はこのあたりでは珍しく外部薬局の無い病院だった
会計と同時に横のカウンターから、薬がもらえる。 待ち時間削減になっていた。

しかし今日…病院脇で何やら工事が始まっていた関係者に聞くと…
調剤薬局が出来るのだそうだ。

つまりは料金も、待ち時間も増すということだ。
多くの、娯楽や嗜好品、遊興費を抑えてきて… この決断に迫られるのか。
答えは3ヶ月後に…と、いう事で帰宅。

どっと落込む…熱も出て来た… 最初から完治は40%の確率だったのだから
60%に入るに決まってるよな、クジ運悪いもん俺。

夕食後、精神安定剤を服用する…まだ仕事が残ってるし このままでは落込むのが目に見えている。
何悩んでんだ…俺は 続けるしか無いのに…しかし家族の負担を考えると悩む。


 5月8日(日)最悪の目覚め


インターフェレオンの注射で、身体中にかゆみの副作用が出てきて、イラつく中

歴史のイラストと、連載漫画の締め切りがぶつかって、このところまともに寝ていられず。
しかし、今回は運がよく注射後の熱上がらなかった(気が張っていて熱どころではなかったか?)

そのぶん肝臓が内部から熱を発しているのが、カイロでも貼っているかのように判る。

インターフェレオンとC型肝炎ウィルスが闘っているのか????
それは身体にまかせておいて、オレは仕事だ…(>_<)

な、訳で… 2時間だけ仮眠しようと、月曜締め切りと火曜締め切りを抱える合間に
部屋中に山積みになった資料のすき間で横になる。

1時間後、目の前で大音響とともに激痛を感じる。
目がしばらく、星が飛んだ状態であけられない… どうやら鼻の付け根に、
鈍い痛みが有る(鼻血( ̄ii ̄)が出てるかと思い抑える)
歴史イラスト制作だったので、資料を、部屋中に積み上げておいたまま
床の寝袋で仮眠だったのだが… 寝返りの拍子に、
パソコンラックに足にでもぶつかったのだろう

私の顔面に、パソコンラックの上から山ほど積み上げられてあった
資料が崩れ落ちて、日本史大図鑑(厚さ10センチ)が顔面を直撃したらしい。 「うぎゃ〜〜〜」叫び声とともに、最悪の目覚め。 明日学校に行くころには、紫色に腫れてるんじゃないか? なんかもっと素敵な夢で、目覚めたいなあ… それとも早く起きて、仕事しろって事かよ(>_<)


5月1日(日)最悪


土曜にいつも通りインターフェロンの注射を打って…帰宅。
4月の注射代が既に10万円を超えたのは痛い。

注射から、ぴったり7時間後…いつものように熱が出始める
普段なら1日寝込むところだが…今回は歴史のイラストの関係上
何としても寝ている訳には行かない、座薬を使って熱を何とかしようと試みるが

熱よりも、物凄い倦怠感に襲われ、椅子にさえ座っていられない
仕方なく仕事場に布団を敷き、枕を高めにして…寝ながら資料を読む。

食事に関しては副作用マニュアル通り、食欲が低下しだし何を食べても美味くない。
それでも食べ無いと身体が持たないし薬も飲めないので、何とか軽きものや簡単に食べられるものを食べる

慢性C型肝炎は肝硬変に移行しないまでは、食事制限はない(酒以外は)なので、
何でも食べられる、マニュアルにも「食べたいもの、好きなもので、間食を利用して
何かお腹に入れておくこと」とある。

にしても1週間の内、5日は下痢をしている情況…トイレに何度も行くのではなく
行くと下痢している…これも副作用なんで、

体重も減っている、去年Lサイズの服を買ったものが、全てでかすぎる
かといってMでは小さい…何と中途半端なヽ(´ー`)ノフッ

ま、でも本当に怖い副作用は、これから起きる眼底出血(この際は失明の危険有り)や
うつ病や、神経衰弱である、今現在もイライラがあるので
抗うつ剤…精神安定剤の即効性のあるものを、朝晩服用中だ。

何の因果で、自分に否のない病気で、苦しまないといけないのであろう。


4月27日(水)3つ重なり

専門学校の授業、歴史イラストの打ちあわせ、PTAの打ちあわせ…
さすがに3本ブッキングはまずい。

取りあえず学校、体調絶不調で足を引きづり2時間半睡眠で学校へ
あ、1人…無断休校(T_T)
頼むぜルーキー(^^;)

朝食も中途半端だったのに、昼食も食べられず…(T_T)
とは言うものの、インターフェロンの副作用で食欲らしきモノが無い。
ただし腹は鳴る。

6時間の学校授業終了後、その足で 池袋の喫茶店に入る。
編集とイラストの打ちあわせ予定。

積もる話しもあって、1時間…即効帰路に着くが、PTAには間に合わない時間帯なので
途中の駅から、詫びの連絡を入れる。
相手が、メールをしない(できない人だと、こういう時不便)

行きも帰りも、3時間立ちっぱなしの電車は、さすがに疲れる。
帰宅したらもうPM9:00

腹も減っていないが、昼買にって食べそこねたサンドイッチを食べる。
味はしない…カレーでも食おうと皿に入れるが…3分の1しか食べられない。

今日は素直に入浴後、スンナリと寝る。


4月25日(月)学校で


生徒に『ギャラクシー・クエスト』を観賞させる。
本当は、もっと人間ドラマにしたかったのだが…最初から
そんなに重たい映画でも、生徒も疲れるだろうと、かる〜いSFコメディーをチョイス

やはり漫画家志望の生徒だけに、映画に対しての乗りは最高に思えた
後はこれを、自分なりにどう受け止めて、どう漫画に活かしていってくれるかだな。

って『ギャラクシー・クエスト』だぜ(^^;)
活かせって言われてもなあ、次は『ガタカ』を予定中



4月21日(木)回転寿司にて


久々に夜、家族で回転寿司を食べに出る、
インターフェロン治療中の我が身としては、良いのかこんな贅沢ってくらいのもんだ
しかし、息子とかも昔はろくに喰わなかったが、今となっては170センチを超える身長だ

昔の様に「え?もう喰わねぇのか ?もったいない、せっかく寿司食いに来ておいて
ネギトロと納豆巻きだけかよ」なんて事が、今となってはすべて皆懐かしい。(by沖田艦長)

いきなり金色のいくら軍艦…、続いて金の皿のマグロ、カニ、マグロヅケフライ…
お前…判ってんのか、それ一皿500円だぜ (>_<)
私はインターフェレオンの副作用で、さほど食欲が無かったが、その分息子が食べた。

息子の〆はネギトロ、私はいつものアナゴ、家内はイカ…で本日の夕飯終了。
入院以来、久々の家族で、食べる外食だった。

これから毎月治療費がかさみ初めて、またいつ回転寿司なんかに来れることやら(>_<)



4月11日(月)試写会


リハビリを兼ねて都内へ退院後初の遠征、試写会を見に、有楽町に行く。
駅へ向かう途中で、招待状を忘れたことに気づき、電車を1本見送り
自宅に戻って招待状を取りに行く。
何をしているやら…今度こそとえきに向かうと…
メガネを、愛車のダッシュボード上に置いてきているのに気づく。
またまた、もう一本電車を見送り駐車場まで引き返す。…何をやっとるんだ俺は。

集中力が完璧に欠落している。
途中編集に原稿の明日発送の許可をもらい、試写開場で待つ友人と無事合流。

友人は公務員で、午後休を取っての参加だが…自営業の私はそうは行かない
かといって走ることも最近は無理が有るので、必死の試写会参加だ(・д・`)

普通に出来る事がどれだけ幸せなことなのか、この試写開場に集う何人が判っているのだろう。
私だって、こうしてここに自分の足で歩いてこられることの本当の意味での幸せなど
到底判っているとは思えないが…それでもこうして試写会の席に座れる幸せと
都内遠征を見送ってくれた家族に、感謝しつつ『コンスタンティン』ヽ(´ー`)ノフッ
ま、映画はともかく…朝昼いい加減な食事だったので、試写会後に友人と食事予定だったのに
帰宅方向が違ったため、寂しく1人帰宅…途中の電車で一切座れず
意識が遠のきそうになるのを、グミをほおばりながら栄養ドリンクをすすり、何とかしのぐ。

帰宅途中の弁当屋で夕飯(と言ってもPM11:00〕を買い帰宅して腹に流し込む
それを追尾して、薬〔インターフェロン補助薬、花粉症薬、精神安定剤 etc…〕を放り込む。
その後入浴、いまいましい身体中の花粉を洗い流す。

明日は朝から、連載漫画の仕上げとネームに出なくてはならないから、
体温を測って、ノートにつけると 早速寝袋に滑り込む。


4月10日(日)副作用


あさ、昨日打ったインターフェロンの副作用で起きれない。

無理やりに起き上がり、バナナを1本と豆乳を飲んで 朝の薬を飲む。
締め切りを抱えているにも関わらず、原稿が一向にはかどらず…1時間経っても、
ペン1本の線さえ引けない 。手が震えて線が決まらない。

止む無く座薬を入れ、平行して精神安定剤を服用。
ともかくこの原稿を早くあげないことには、次回ゴールデンウィークのために
締め切りが押し迫ってきている。

早い話が、GWを休むために。印刷会社が仕事を早めによこせと言うわけだ。

退院後にバタバタと2本立てはきつい。
それでも、入院前に連載漫画の主人公を骨折ということで入院させて終っているので
残りは病院の中でネタを考えられるよう作戦を取っておいた。

おかげで入院中にネタはほとんど完成。問題はそれをペン入れする気力が湧き出さないことだった。
ネタをFAXすると、編集長から「さすがに今回は体験談も有り傑作!」とのお褒めの言葉を頂いたが

問題はこれからだ 、果たしてペン入れは終るのか?


3月29日(火)やっと帰宅

入院からやっと帰宅しました。御心配をおかけして申し訳有りませんでした。
初めからトラブル回避のための入院措置だったため
退院=治癒って訳ではないので、「おめでとう」とか「快気祝い」とかって言葉は
無用にお願いします。(^^;)
退院したからって、治っている訳ではないので…(T_T)
最低でも、治ったかどうかが分かるのは、あと11ヶ月と2週間後(先がなげえ〜)
それまでは通院治療が続きます、その後…半年は検査通院が続き…
毎日投薬、毎週インターフェロン注射に採血、毎月副作用検査。
それが終了して、やっと治ったかダメかが分かります。
それでも治癒率47%だ(T_T) ま、やらなきゃ治るものも治らないしね、
買わなきゃ当たらない宝くじとおんなじか…。

実は26日の土曜に帰宅したのですが…入院最終日、インターフェロン注射を打って帰宅。
すぐさま皆さんに第一報を打ち込み予定が…帰宅直後に熱が出初め、3度目の注射だし…って
安易に考えていたら、ものの見事に副作用に襲われ、不覚にもダウン。
起き上がれず…3日が過ぎる、その間食事をとる気力が湧かず…死んだかと思った。
家内が「死ぬぞ」と言うのでなんとか起き上がる…鏡を見たらゾンビが立ってた。
髪を振り乱して、目の下に絵に書いたようなクマが出来て目が落ち窪んでいる
(写真を撮る余裕がなかったのが残念)
やっと今日起きて、少しづつ食事。
夕飯時に、ちょっと体調が良いので…ファミレスで待望の食事をしたいと申し出たは良いが
食後…途端に物凄い下痢。(>_<)

動悸、息切れ、が突然襲ってきて、立っていれないことも有り…
まだまだ無理は出来ないと感じております。 それでもとりあえずは、戻ってきました。

にしても、長い2週間だったです。
入院初日に、インターフェロンを打たれてから6時間後、39度の熱にみまわれ
全身倦怠感、関節痛、頭痛、吐き気、悪寒を伴い…その夜は一睡も出来ず
夜中にナースコールして、冷却材をもらうも、いっこうに寝つけず座薬を使用 冷や汗だらけで、
一睡も出来ず一夜が開ける。 3日間熱が下がらず最初の5日間は微熱が続く… ともかくだるい。
何もする気がしない。ベットから降りることも出来ない有り様。
毎週注射を打つ度にこれでは…これから1年間、仕事どころではないぞ…。

集中力を要求する仕事は一切出来そうにない…そう思っていたら
人間のからだとは順応性があるもんだ、2度目の注射では38度を切り
1回目ほどは熱も上がらなかった(その代わり食欲不振、倦怠感、悪寒…
その他の初期副作用には悩まされる)。
それらの副作用は初期…これからが本格的な副作用に注意しなくてはならない。
自宅での回避が可能だといいのだが。 副作用マニュアルに、記載されている内容ではあったが…
「倦怠感」体験してみて その凄さを実感。
気力を振り絞って…と言う以前に、気力が生まれてこないのだ(^^;)
今後これはもっと大きくなる可能性もあるらしい。


3月8日久々に映画


久々に映画に行きたくなる…ジャッキーチェンを見るか『ローレライ』を観るかで
悩むが…ネットの友人から、入院前なら…とジャッキーを奨められる。

久々に感動、泣きました。笑いのジャッキー映画でここまで泣かされるとは。
しかし最近の香港映画は、なかなか洗練されていていいなあって思っていたけど
ジャッキーいい貫録になって、若手育成の礎となる風格がでてきて何だか嬉しい。

李小龍(ブルース・リー)の後がまに引っ張り出されて
成龍(ジャッキー)が名実ともに、龍に成りえたのではと…涙ながらに思いました。

その後私が泣いたのは、映画館の駐車場をでた後…車を車検のため
いつもの自動車整備会社に持ち込む途中息子が、後ろのドアに紙が挟まっていたのを発見。

「すいません、車を駐車場でぶつけてしまいました」と電話番号と、メモ…
もう代車に乗り込んで、帰宅しようとしていたので「ええええ!!!!!なんじゃそら?」

見ると、ドアがちょい傷付いて凹んでいる。メモしてあった電話番号に電話
主婦らしき方が出て「できれば保険で直したいと思いまして…外車だとお高いですよね?」
それが判ってたなら、助手席側にメモ挟まないで欲しいよヽ(´ー`)ノフッ

でも考えたら、正直な方だよね…まだ捨てたもんじゃないな、
きっとあんな奥さんに育てられた子供は、正直者に育つんだろうなあ。
その昔ボッコリと、駐車場で当て逃げされたからな、物凄い凹みようだった
(自費修理で、泣いたものだ)それに引き換え、修理は凹みだけなんで
3万前後かな…しかし入院前に、面倒くさいなあ

車検だって、入院前に終らせてくれって、頼み込んだって言うのに…修理となると
入院前に終らないなあ。

あ、ちなみに12日の2時より入院します。

 




2月25日学校にて生徒のプレゼン

 

アニメ会社、ゲーム会社、講師や漫画家の前で生徒が日ごろの作品を披露する場だ。
我々は、それに対して批評やら注意をするだけ。

生徒の作品はピンキリで、酷いのは、あまり批評もしたくないものから
結構頑張ってんじゃん…くらいのものまで。

漫画家コースのデッサン力の低い作品も有ったが…私はあえてそれを絵柄と判断
デッサンなんかは描く奴はすぐに上手くなる。が私の持論だ
(考えないやつはダメだが)

だからあえて「下手だ」とは言わない、絵はドベタだが漫画家になろうとする気力を買う。
絵だけ描けても、気力が無いやつはだめだ。
だから、絵は描けるがストーリーが作れ無いのでイラストレーターに転向なんて
思ってる生徒は 「逃げてんじゃじゃね〜よ!」って思う。
一枚絵の描ける人間なんか、履いて捨てるほどいる…そんな中で抜きんでることが
どれだけ大変か…漫画が描けないからイラストに転向???
描けないというほど努力もしてないやつが言う言葉か?
だから、 そんな安易な夢しか持たない 生徒にかける言葉はない。
恐らくこれを最後に、一生会う事もないだろう。

だから、声もかけずに部屋を出た。私の一言なんか要らないだろう、
夢に向かって邁進している生徒への、ねぎらいの言葉はかけて来たが 逃げてる奴は大嫌いだ。

もっと嫌いなのは、努力もせずに判ったような事を言って、自分の絵を上手いと
思い込んでいる、井の中の蛙型生徒。

だからあえて、年度末に出席の少ない生徒には、落第点を付けた。
落第すればいい、世の中そんなに甘くないのだから、
授業の時、登校していないということは… 締め切りに間に合わないのと同じだ。
それを学校側は、なんとか救おうと必至だ…下らん。やる気の無いやつは落とせばいいんだ。
いや、あえて落とすべきなんだ。

そんな同情は本人のためにならん、学校を卒業したら…もっと厳しい現実のフルイにかけられるのだ
なまじ、甘っちょろい同情をして「こんなものか」と、思わせる事の方が、可愛そうというものだ。

私のほめる生徒…来年に期待してます(これは…来年は頑張れ って意味なんで、褒めではない)
私の後の講師陣は、その生徒の作品をボロカス言ってた。
ありきたりな、つまらないアニメを「面白い」と絶讃する一幕も有る。
主観の問題だから、どうでも良いのだが…あのくらいのものは一晩で出来る代物だと思うが
生徒達は、時間をどう利用して「時間がない」と言い張るのか疑問だ。

絵をかける時間と言うものの大事さを、生徒達も学校を卒業してから気づくだろう。
気づいたときには、手遅れって事がこの業界の怖さでも有る。

そんなこんなで、来年の講師の仕事断ろうかな…って思いつつ帰路へ
いい加減、やる気の無い生徒の子守りも疲れた…というか、自分の存在は何の意味もないことを
生徒を見ていて思う。
どっと落込んで池袋にたどり着き…アシスタンド時代の同僚と飯を食う。3時間だべって愚痴る
何やってんだオレは…こんな時間のないときに。
しかし今日は、無性に嫌な気分で このままでは帰れない心境だった。精神面 のケアが必要だ。


2月24日入院までの残された日を

 

入院までの残された日に、連載の描き貯めと確定申告を急がねば
と思いつつ、どんどん時間が過ぎる。

朝、歩きで近所のファミレスにネームに出る。
昨日の温かさを思い、1枚薄着をしてきたらうって変わって今日は寒い
昼過ぎがら雪が降り出し、既に6センチほど積もりだした。

明日は、最後の授業発表会だが…あまり乗り気がしない
恩師も来るらしいが…出来の悪い生徒の作品を見られることは
自分の作品の失敗作を見せるよりも気が重い。

それに、私にはもう助けようが無かった出席日数の足りない生徒(留年と退学確定)
に、会うのが嫌だ…何を言われるやらヽ(´ー`)ノフッ

ま、何言われてもいいけどね。おれにやもうどうにもならんことだし。

そんな事より、当分ネットを控えないとな…仕事やってフェレットゲーム作って
確定申告して…じゃ、身体がいくつ有っても足りない 。

1ヶ月ほど、ネット自粛だ。


2月15日 最後の学校


本年度の専門学校の講義の全日程終了 残すは成績付けと…
補習授業が2時間、プレゼンテーション1日 まだ結構有るなあ(>_<)
毎日真面目に学校に来ている生徒にすれば ほとんど来ていない生徒が、
最後に補習だの補講だの受ければ 進級や卒業が出来るというシステムには、疑問が残る。
学校側は商売だからな…。
補講は生徒負担500円だが…500円で欠席した日にちが買えるなら 安い買い物だ。
私に言わせれば、学校の欠席はプロの漫画家なら原稿を落としたのと同じだ
だから私は、欠席遅刻は厳罰に処す…と言うのが持論だ。

アニメ科の科長講師から「そこまで欠席にシビアにならならなくても」と言われたが
フリーの作家になるからこそ、欠席は致命的なんだ…って考えている
とか言いながら…疲れた。
学校の後、近所の喫茶店で知り合いの編集プロダクションとの 打ち合せが有り、
ヘトヘトで帰宅。
当然それより3時間後の家内の帰宅に合わせて 風呂沸かして洗濯物畳んで、
息子と食事して… ふうう
今日は塩サバ焼いて、ブリ焼いて、コロッケ暖めて、ブロッコリーの新芽のサラダ作って…
うわ、酷い手抜き。

当初の予定のレンコンのつみれ焼きは、明日にしよう。


2月9日 最後の授業


漫画学校2年生の最後の授業。
なんだかなあ、やる気の無い生徒を担当するのは、実に疲れる。
結局のところ、彼らのオリジナル原稿を早く上げてもらい
それに対しての評価とともに、直しや、まずいと思う点を自ら修正していく
それが今年の目標であったのだが…なんのことはない、1年かけても作品が
1本も上がらない生徒もいるほどだ、

おまけに在学途中にイラストレーターへの変更する生徒も出て来て
逃げと、妥協と、おざなり、怠慢、いい加減の応酬だ。クリティカルヒット炸裂だ!

ヤル気の無い生徒ほど、自分の怠慢さを棚に上げて… 講師の悪口しか言ってはくれない。
自分の努力不足を、学校と講師のせいにしても構わないが…それじゃ自分の未来は無いよ。
言い訳と、スクリーントーンのカスは、どこにでもくっつく…とは良く言ったものだ。

おかげでこっちは学校から「能力の無い講師」と太鼓判だ(^_^)
ま、10年後になったら生徒にも判るだろう…
判らないなら、その生徒はプロになってないって事だ。

おまけにもっと判らないのは、学校の講師と付き合いだした生徒。
セクハラ講師がいたのだが、それから守るような顔をして、その一周りも年の差がある
女生徒と、事も有ろうか同棲までし出す講師ってなんだよ?
私は生徒は自分の子供のように思っていたが…その話しを聞いて呆れ果てた。

腹立たしいのは、入学当時、漫画はずぶの素人だったその生徒の漫画が、めきめき上達して
「これはこのクラスのデビュー1番手か」って思ったほど伸びてきた生徒だったのに
同棲を始めてから、その色男講師の家事やら世話をし出して、漫画を描いている時間がなくなり
どんどん学校には来なくなるし… 結局最終的な提出漫画も、手抜き漫画になってしまっている。

夢を現実にさせてやろうとする講師の中に、生徒の夢をぶっ壊して、のうのうと
良い講師面をしている奴が、自分のいる学校にいるということに、むかっ腹がたつ。
少なくても、学校側からの評価は確実に私よりも上だろう。

十代の生徒に、在学中に求婚するバカ独身講師と、それに騙される生徒も生徒だが
もてない中年男の典型のような、結婚を焦るがあまり、世間知らずの生徒の夢をぶっ潰して
平然としている講師の 神経を疑っちまうよ全く。

あああ、なんだかなあもう
生徒達の将来を考えてやってることが、虚しくなる。
(ま、生徒には言い迷惑かもしれないが )



2月5日 病院へ…入院


病院へ血液検査の結果を聞きに行く。
大したことないだろうと思っていたものの…医師が結果を見て…「これは多いなあ」
と一言。
「ここ数年で、こんなに多かった患者は初めてですね」
血液中のC型肝炎ウィルスの量である。

前回のエコー検査では「肝硬変も肝臓ガンもまだ起こしてませんね…」って言ってたのに
既に肝炎は発症しているというのだ。

そもそも、何でオレがC型肝炎にならにゃいかんのだ?原因の推測として考えられるのは
1965年くらいまでの産まれの人間なら知っているだろうが…
小学校の頃の、予防接種と言えば…生徒5人が1本の針を共有していた(5人で注射針1本を交換)
そんな中で、C型肝炎にうつるなと言うほうが無理だ。
だから医師いわく…
そのくらいの年の人は、既にどこから感染したかなんか…判らないんですよ。
そんなウィルスを保持していながら

C型肝炎キャリアの→30%はいつの間にか治癒
         →70% そのまま肝硬変を併発→肝臓ガンに移行→気づいたら死亡(^^;)

どうやら私は治る30%には入れなかったらしい。なんだかなぁ
それとも、リュウマチ検査に来て発見されたからラッキーと取ったほうが良いのか ?
もう少しづつ肝硬変進行中らしいので、インターフェロン投与を奨められる。
1本5万円のインターフェロンを週1回投与すること…1年
それで治る人は47%
あとの65%は、またそれをかかえて生き続ける 。(病気はどんどん進行していく)
ましてや私のタイプは、かなり頑固で治りにくい型らしい…つまり47%以下って事かよ。

インターフェロンの副作用についても、説明を受ける。
副作用が大変多い事。目まい、吐き気、頭痛 、倦怠感、鬱…様々なものが起きる
眼底出血も副作用のひとつで
毎日眼科で、その影響も調べながら投与を続けるが…
もし眼底出血が有るにも関わらず、投与を続けたら失明もありえる。
検査で眼底出血があったら、即座に投与中止せざるをえない 。

目が見えなくなるか…怖がりの私には、到底耐えらえないなぁ。
しかも…映画もTVも読書も私の娯楽は殆どが目からだ。

しかもインターフェロン投与後2週間ほどは入院(何が起きるか判らないから)だそうだ
1年間の投与と…2週間の入院

どうするんだよ…オレは?

ともかく真っ先にせねばならないのは、家内と息子の血液検査だ。
日常生活や粘膜感染は殆ど無いらしい、C型はうつりにくいらしいが…息子は
かみそりを共有していたりするので…心配だ。

髪も抜けちゃうんだろうか?ホントに世界の中心で「アイ〜ン」って叫んじゃうよ。


2月2日 学校でハウル


専門学校の授業で、日比谷に『ハウルの動く城』を観に行く。
最初の授業は、生徒誰も来ず…アレ、誰も来なかった授業って…

講師始めてから、初じゃないかな?誰も来ないと…それはそれでスッキリするな。
次の授業で、本館に行ったら、ウチの生徒が2人来てやがった…

をい!!!!何でオレの教室に顔出さないかなあ????
ちょっとむくれて、そこの授業のアニメ科の科長講師と生徒14〜5人引き連れて日比谷に。

スカラ座?ああ、有名なトコだな…でも1回(遥か昔に)行った記憶しかないくって
どこに有ったか忘れてしまってるなぁ。マリオンの反対側だって記憶は有るが…
とか言いながら、課長が遅れて来るというので、とっとと学校から出た。
何か地下鉄に乗ろうとしたら…後ろからゾロゾロと生徒の群れ。
(ああ、皆も行くんだもん、当り前だよなあ…)
あれ?何かオレの後に着いてきてる???もしかして君ら映画館の場所判んないの?
「日比谷なんて言ったこともないです」という生徒も…

あら〜、よりによってオレに付いて来るってか(オレのネット仲間が聞いたらおお笑いするぜ)
さて…確か科長講師が「5番出口が良い」とか言ってたな。

何だよ、5番で降りりゃ良いんだろ楽勝じゃん。
「次は日比谷〜、日比谷です」 ええとb4、b5…と、あるあるこっちだこっちだ
10分歩く、さてここが出口だ。
「あ、地図有りますよ」生徒の1人が言う「お、出たらすぐだろ」
生徒「宝塚ビル…そんなもん無いですけど」私「また〜だってここの出口が…あ、無い」
ってか、反対側、全くホームの前と後ろ1kmも違ってる。あれええええええええ?????

あとから科長の「5番」が記憶違いで、1番だったと、課長の口から聞くことになるが…
その時はパニック!!
「諸君、1回地上に出ます。」生徒「???なぜ?道に迷ったの?」
私「地下は暗いから、明るいトコに出ます」
地上ヘ出ると、遥か彼方に有楽町の駅が見える。
私「まずは、あそこへ行きます 」生徒「え?あっちから来たんでしょ」
無言で歩き出す私、1年生と2年生の一部が私の側にくっついて「修学旅行みたい〜〜
銀座だ銀座だ〜〜」と言っている(良かった、それなりに外歩きを楽しんでんじゃん)

後ろから、上級生の女生徒の声がボソボソと耳に届く
「道に迷っ…だろ…何やってん…ばっか…ね〜の」「たく…の…がぁ」

(T.T)
オレ案内するなんて言ってないからな〜〜〜〜〜〜ば〜〜〜ろ〜〜〜〜〜!!!!!!
映画館ぐらい自分で行けってんだよおおおお!!!!!(T.T)
え?映画の内容?どうでもいいや(T.T)


1月28日 連載雑誌の新年会


飯田橋まで行って来ました。

送られてきた招待状の地図が、判りずらくて、会場付近をうろついていたら
同じ本の連載作家さんS氏にバッタリ、 親しげに声をかけたけど、相手は「誰だこの人?」
くらいに思ってたのが表情から読めた。その方と一緒に〔相手は迷惑そうだったが)会場さがし。

そこへ、「やあ、Sさんじゃない」定年したその出版社の編集者が声をかけてきた〔当然S氏に)
私だって何度か編集社内でもパーティー会場でも面識も有るのに、私には挨拶もしてくれず
店までの間、私など居ないかのようにふたりで盛り上がって会場到着 。嫌〜な予感

案の定
漫画家やら原作者やらわんさと集っておった 、私が多分最年少でしょう(私ごときが(爆)
やっぱり、私クラスの漫画家なんか編集も他の漫画家さんも話しかけてもくれない
皆大御所の作家ばかりだし、皆は親しい様で私の側にいたって、殆ど無視。

居場所が無い疎外感に嘖まれて、居心地がが悪いったら無い 。
そういや…すぐそばに ビッグ錠さんがいたなあ、思ったより若かったけど
雑誌の連載陣の1本がVシネマになるので 主演女優さんが来ていて、
私の前に座ったんだけど 何を話して良いやら… ついでに言うと、
私は誰とも面識もないもので非常に手持ち無沙汰。
運良く、鍋が私の前にあったので、 暇つぶしに鍋の管理をやってました 皆に、配ってやり、
雑炊まで作ってました… 皆飲むのに夢中で、たいして食べてないけどね。

私は終始烏龍茶、5杯は飲んだかな
最後にデザート〔メロンやイチゴ〕が沢山出て来たけど 殆どまんま残って、お開きになっちゃった。
メロン喰っときゃよかった〜〜(T.T)
帰りの電車で腹へってしまった、考えたら私も殆ど喰っていない。


1月26日 学校で1人…


上級生の授業…30分教室に誰も来ない
なんだよこれヽ(´ー`)ノフッ

授業と言えるかこんなの。ま、いいやと開き直って
『ダ・ビンチ・コード』の続きを、教壇に置いて読み出す。
そこへ、漫画クラスの男の子が1人だけ登校。

ぜんぜん原稿が進んでおらず、頭を抱える有り様
ここまで話しが作れずに、なんで漫画家になろうと思うのかが私には解らない。

結局、その彼も一限早めに「早退したいんですが…」と帰宅 を希望するので
好きにしてくれと、許可する。
生徒の誰もいなくなった教室で、1人残され
ここまで講師に来る意味について考える。

時間まで教室にいて、1人寂しく帰宅する。
やる気のない生徒に教える事ほど、馬鹿らしく思うことはないなぁ

生徒がいてもいなくても、帰宅の疲れ具合は同じだ…
駅から息子の高校の、広報役員会への出席のため車を飛ばす。
2時間半、編集打ち合せやらレイアウトやらで帰宅は9時半

帰宅途中で、メールしておいたので、家内が外室の支度をして待っている
息子もバイトで帰宅が遅いので、家内とふたり…近所のファミレスで外食 。

帰宅後本を読もうと思ったが、疲れたので寝る。
翌日27日
コタツで ノンビリ読書。
まだ読んでなかった『ダ・ヴィンチ・コード』を読む。


1月22日 臓器検査に病院へ


前日の夜9時から、飲食を中断して12時間(はらへった〜〜)
風邪気味でノドが渇くのに、水物も飲めないのは辛い。
肝機能(肝炎を引き起こしていないかを)検査するため病院へ。

2時間、待合室で待つ…14時間以上経つと、さすがに腹が鳴りだす。
<検査>
エコー検査で、まだ肝炎や肝ガンは引き起こしていないと判明
安心も束の間「胆嚢(たんのう)にポリープが4個有りますねえ、最大で4mm」
と医師から言われる 。
え???ポリープ???(あまり驚きもしなかった、年齢的にポリープくらいはね)

「今のところ良性だと思いますが…念のため、今後、時々検査しましょう 」と言われる
帰りに、C型肝炎ウィルスの量を検査するため血液採取をする。
このところ通院の度に、血液取られてるなあ。

今日は食事をしていないことも有り、血管が見当たらないで困っていた看護士さん.
「食事して来なかったんで、見つけづらいですよね」って言ったら
「ダメですよ朝食べないと」って看護士さん
ぅおいっ!!検査だから前日から食事抜いてんだよっ!!!
空腹でいらだってるのに、まったくぅ〜〜

会計まで間が合ったんで「ついでに花粉症の飲み薬も、出して下さい」って要求。
会計が1万円だったのにはビックリ。血液検査が特殊らしい、医師が
「ちょっと高いですけど…血液の検査も丁寧にやっときましょう」って言ってた。

ちょっとじゃないぞ…待合室に半日いたが、3000円以上の治療費払ってる人なんて
見てないぞ。
今後どんどんこういう医療費がかさんでいくのが、老いるって事なんだろうなあ…と
つくづく思って帰宅する。


1月20日 いつもの平和な1日


17日家内の付き添いで五反田の先まで病院へ行き…18日19日は学校へ
3日続けざまの都内遠征で、疲れ果てた。
特に17日は朝7時前に出て帰宅は夕方、しかもラッシュにもまれて…
全くサラリーマンには、頭が下がるこんな状態で出社して、仕事出来るんだから凄い。
私ならグッタリして仕事にならん、おまけに帰りまでこんなじゃ、帰るのが嫌になる。

そんな訳で今日は、極普通の一日。
朝息子に弁当を作った後 、20分歩いて、近所のファミレスで連載漫画のネーム
さすがに歩くと脳が活性化するというのは、当たってるな
1時間半で、ネーム完成(どうしたんだこのハイスピード)いつもこんななら苦労せんのになぁ。

早々と帰宅、コーヒーを飲む(ファミレスでも飲んだけど)
我が家のはノンカフェインだけど…味はわからない(^^;)

2時間『マックスペイン』(プレ2ゲーム)をして、気晴らしにジャンキー20人ほど
マシンガンでめった撃ち┐('〜`;)┌

その後、愛車のヘッドライトが、切れかかっているので、交換。
3日前から、操作パネルに警告が出ていたが…
時間がなかったので、今日まで限りなく片目に近い状態で運転していた

これで安心して、午後は車で、遠いファミレスにネームに行ける。


1月11日〜12日 カンフーハッスルを家族と

11日(火)
朝10時、なんとか連載漫画のラフ下描きFAXを編集に送信。
OKの返事が来たのが昼…それからペン入れに取りかかる。

午後…学校が始業式だけだったらしく、早めに息子が帰宅。
仕事が途中だったが、兼ねてからの予定(勝手に私の)だったので…
家族で近所のシネコンに 『カンフーハッスル吹き替え版』を観賞に行く。
上映前に、映画館の中で軽く食事。

無事上映終了。
仕事は気になるものの、家族が皆それなりに喜んでいたので、良しとする。
帰宅途中のファミレスで、お茶を飲んでまた軽く食事 。
帰宅後…また必死でペン入れ。

明け方ペン入れが終ったので寝る 。

12日(水)
早朝学校に…近所の駅の駐車場がまた一杯だったので
4駅先の駅まで突っ走り、そこの駅前に車を入れる。

学校で生徒が自分の作品を手がけている最中に、やりかけの仕上げを行う。
昼休みに…終った原稿を編集宛てに、宅配便で出し…無事原稿終了。
その後も授業…だが上級生は、自分の作品完成を目標とさせているので
私のする事などはほとんど無い。しかも、だべってばかりで…手の動いていない生徒も多い
自分の存在感などは、何処へやら…生徒から「私たちの授業料が無駄に使われているようだ」
との指摘も(直接私にではないが)耳に入ってくる… 私もそう思う。

しかし下級生の授業では、質問や疑問にも答え質疑応答形式で、
しっかりと授業が進行しているの。
「やる気のある生徒には授業を教える」が、私の授業方針なんで「文句が有ったら
食らい付いて来い」
と言ってやりたい。ともかく上級生にはもう少しやる気が欲しい。
とは言え、教室で生徒と付き合うだけでヘトヘト、しかも授業をやるより見てるだけのが疲れる
翌日は、ガックリ疲れ切って仕事にならない程だ。


1月9日(日)カンフーハッスルの飲み会


朝、ファミレスに仕事に出る。
今夜映画仲間の飲み会なのだが…なんとなく、参加する気力が無くなっていた。
「人と会話しないと、脳が退化する」と、家内に参加するよう尻を叩かれ、背中を押される。
行けないこともないのだが…最近は極力面倒なことは避けるようになっている自分がいる。
それを家内に、悟られているようだ…

3時間必死に仕事をして…なんとかラフの下描きが半分終る
これで、夕方からのオフに行けそうだと、帰宅。

午後、携帯MP3プレーヤーの音楽を入れ替えて、車にて駅まで出る。
今日は、静かな曲を聴きながら歩きたい気分だ。 が…
いつもの最寄り駅の駐車場がいっぱいで、入れない。
仕方なく先の駅まで3駅も車を飛ばして、やっと駅前の駐車場に車を入れる。
寒風吹きすさぶ 駅のホームで30分も電車を待つ。

1時間半後、ようやく歌舞伎町の映画館到着…
その昔 高田馬場にいた頃は、歌舞伎町専門だったためよく訪れた劇場だ、
最近は近所のシネコンに行きだし…この映画館もとんと御無沙汰だ。

皆が来るまで40分間、途中で買ったクイニーアマンをほおばりながら…
しばし昔…駆け出しで突っ走っていた頃の自分に思いをはせる。

幹事到着、会場まで廊下に並ぶ…
映画が始まり、あちらこちらに見慣れた顔が並ぶ…10人以上が集うのは久々だ。
『カンフーハッスル』にちなみ、幹事が香港居酒屋を予約してくれており…皆で鍋をつつく

久しぶりの顔触れもおり、もっとゆっくり話しもしたかったが、仕事も残っているし
電車の時間もあるしで、1人先に宴会状をあとにする。

なんかもう二度と会えないような、気がしているのは私だけか?
もっと色んな事が話したかったが、言葉が出て来なかった…
エレベーターまで見送ってくれた友 (今の自分があるのは、この男がいたからだと思う男)にも
礼を言って、駅に向かう。

雑踏の中を…新宿の駅に向かいながら思う。
今年の自分は、どうなるのだろうか?、1年後の年末…同じ状態でこの世に存在していてはダメだ
頑張れオレ…自分を支えている家族や、まだ目と鼻の先で酒を酌み交わしているネット仲間に
恥じないような人生を生きねば…

歌舞伎町の雑踏の人々の声が…MP3プレーヤーの音楽と合わさり…ひと塊の音と化し
耳から入ってくるのに、脳ミソに伝わらないまま進んでいく…
暗闇に続くような駅に向かって、歩きながら…ネット仲間の声が背後に遠のいていく感覚だけを聞く。
乗り換えの駅で45分間待たされる。帰りに仕事をして行こうと思っていたが
1機になえる。駅前の牛丼屋に入り、腹を満たして仕事もしないで帰宅する。

何やってんだオレは…前に向かって進んでいないぞ。


1月8日(土)友人の舞台を見に行く


朝から都内ヘ出る…日本橋三越劇場で、俳優座の友人が加藤剛と舞台をやっているので
来てくれと手紙をもらっていた。

三越本館の6階の、私には場違いとしか思えないデパートに足を運ぶ。

客層も、小劇場とは違い歌舞伎のそれに近い客層に「……」
しかしながら舞台は、なかなか面白く、創作意欲をかき立てられ「来て良かった」と真剣に思う。

行き帰りの電車と、客席の舞台前と休憩時間で仕事をするが…終らず
帰宅してすぐに、近所のファミレスに出かけて、コーヒーを4杯すすりながらうなり続ける。
ネタだけ完成…明日9日映画仲間の『カンフーハッスル』オフがある。
気の置けないメンバー構成のため…行きたいのだが
未だ参加するか迷っている。

参加したらその後が厳しくなることは目に見えているからだ。
幹事に、いつまでも中途半端では迷惑なので 不参加表明はしたものの、
夜、TVで『少林サッカー』を観たら、やっぱり行きたくなっている。
明日…午前中の仕事のはかどりに 全てはかかっているようだ。


1月6日(木)年末から年始にかけて


31日(大晦日)に 突然の雪…よりにもよって静岡(家内実家)帰省だというのに
翌1日午後1時…そろそろ道路の雪も溶けたろうと、出かける。

ところが八王子インターで『中央道…雪のため上野原→チェーン規制』警告
これはマズイ…いちおチェーンは持って来たものの、雪だとかなりの足止めも覚悟しないとならない
かつて、雪の日に友人の結婚式に出向く東名高速が全面ストップしてしまい
足止めをくらって、まだ幼い息子と家内とで10時間以上もかけて静岡に行った経緯も在る。

携帯から、中央高速沿いの山梨の知合いに電話したところ 「こっちは60センチの積雪」と告げられ
中央高速からの帰省を断念、急遽八王子から横浜インターに走り、東名高速のみで静岡帰省を断行。

ところが横浜インターに至る、国道16号 が…予想以上の大渋滞。
それでもなんとか東名に乗り、高速道路とは思えないノロノロ運転で9時間かけて静岡に到着。

夕飯には間に合うかと思い気や、もうみんなが寝る時間にようやく到着…風呂にも入る気力もなく
そのまま就寝。

翌日2日 墓参りと親戚のあいさつ回りを済ませる。
家内の母方の義弟から息子がスキーに誘われる、 私も誘われるが…知合いに会いたかったので、
息子だけを連れて行ってもらうことになる。
夜…義母に頼まれ寝室のタンスを、地震転倒止めする。

翌3日…息子がスキーに行っている間、近所に実家帰省中の編集者と会う予定だったが、
帰省が遅れているとのことで断念。
もう1人もう少し近くに住む、漫画家氏に会いに出向く。

自宅に訪問して2〜3時間、積る話しをする。
仕事部屋も拝見して、ネコ3匹犬1匹と御夫婦のマイペースな生活に、ちょっと憧れる。
年老いたネコに、スポイトで水を飲ませる漫画家氏に、昨年のフェレット看病の自分がダブル。
と同時に、この漫画家氏の人柄を見た様で安心する。
漫画家氏に「早く引っ越して来なさいよ」と、誘われ…2年後にはここの住人か…と思いながら帰宅。

帰宅後、今度は別のタンス移動と転倒防止を求められ、金物を買いに再び出かける。
まだまだ、家内の実家周辺に不慣れだが、数年後にはこちらでの生活が始まりそうなので
この場所になれねばと、複雑な心境。

翌4日、早朝に義母ににぎり飯を握ってもらい…薄暗い内に帰路につく。
東名高速→御殿場有料道路→中央高速…と乗り継ぎ一部雪も残るが、通常時間(3時間半)で帰宅。

翌5日 10時(AM)
初詣でに家族で出かける。近所なのだが有名な神社のため… 道路が またまた大渋滞。
駐車場入口までに延々待つ…やっと駐車場入口
警備員の「右に回って駐車して下さい」が聞き取れず…左に回る
おかげで延々待ち続けた揚げ句に、出口に回され、また道路に出てしまう「あれ?」
なんとか、入り直そうとしてみたが「最初から道路に並んで下さい」と警備員に怒られ
ぶちきれる… が、家内になだめられ…もう一度最初から道路に並ぶ事にする。
家内と息子を先に初詣でに行かせ、私はまた延々道路で1人待ちながら…
な〜んか嫌な1年の始まり方だなぁ…とくら〜くなる。

大丈夫なのか?オレの今年ヽ(´ー`)ノフッ