04.9.9更新



タロウ
ジロウ

ハナコ

タロウは…

8歳になるニュージーランド産セーブルポイントのフェレット♂

病   名

胃拡張、消化不良、心不全

気づいた時

食事の後、口のまわりをかきむしり数度にわたり吐いて、うつろに立ち尽くす(遠くを見るように)ボーッとしており、ぐったりしだす(2002年9月)

そ の 後

急患で明け方診てもらうが、胃が膨張してガスが溜まっており口からの処置も全て出来ず吐くことも出来ない、吸引麻酔で内視鏡を入れると胃が糜爛しており荒れていることから内容物を全て除去、胃洗浄をしたあと点滴で1泊入院。帰宅は出来るが原因が解明出来ずいつ再発するか分からない不安をかかえている 。 結果的に口の周りをかきむしるのは低血糖の発作症状と判明。
2004年8月7日 2日ほど食欲が無く立ちくらみのような症状を見せ、ぐたりしているので
診察に…心電図、レントゲン血液検査等から心不全と診断入院して点滴を施すが
回復の兆し無しと診断。
再   発 2002年12月6日急に吐き(内容物は出ないが腹を痙攣させるように吐くしぐさ)
その後、ぐったりし始めるので急遽病院に電話…
2004年8月27日、胸水が溜まり呼吸困難に陥り入院胸水除去、
人一倍健康で、他の誰よりも大きかったタロウは、体力があるばかりに苦しんで苦しんで
苦しんだ揚げ句に…2004年9月6日、PM2:30私と家内に看取られ苦痛から解放された。

1)最初の病院
2)また吐く
3)再入院
4)一時帰宅
5)太る
6)心不全の発覚
7)意識不明に
8)ケイレンを起こす
9)毛を剃られる
10)新しい相棒
11)呼吸困難に
12)胸水除去注射
13)安楽死の示唆
14)巣を解体
15)酸素ボンベのレンタル
16)そして…最期の日

2002年9月8日(日)

吐いて餌食わず、ぐったり…病院へ


食事の後何度か吐く、 タロウは昔から食べ方が下手な(離乳食の切り替えが上手くなくて
どうも器用にドライフードが噛めない奴)だった。 で、またやってるなぁって思い、
背中をさすってやってたんですが…いつもは、吐いてもヶロっとして食事してるんだけど、
今日はおとなしいんで 不安になりちょっと様子を見ていた。

その時が夜10時半だったので、最後に餌を食べた時間をメモっておく。
他の連中をケージに閉じこめて、タロウのフンや食事を観察していたが
起きてウロウロはするがすぐ寝てしまう。 さすがに3時間経過した段階で、
食事をしていないのはまずいので フェレットバイト〔半練りタイプの栄養補助食)を
舐めさせる。

その後寝ているタロウを見て、この2、3日の彼が どんな食事量だったかを
把握していない事を悔やみながら 水を与えるが飲みたがらない。
これは いよいよマズイと思って病院に電話するが出ない、 しかしその直後
3時45分にフンをする 「もしや私が目を離した隙に、食事をとったのかな…」と疑問
しかし、腹がパンパンになって膨らんでいるので、一刻の猶予もならない
何とか血糖値を下げないようにバイトを舐めさせようにも もう口も開いてくれない、
仕方なくバイトを水で溶かし 少量ずつ、ストローや注射器で口の脇から無理矢理に押し込む
「まだ死んだら許さないよ」って言いながら、身体を揺り動かしながら続ける
餌をつぶして与えても、バイトを溶いても全然受け付けない10分で吐いてしまう。

ぐったりしたタロウが床に寝ていると、いつもはケンカしているほかの2匹が寄ってきて
タロウの顔や耳をペロペロと舐めはじめる、彼が弱っていることを分かっているのだろう。
しかし、タロウは一切反応しないで目は虚ろに半開きのままだ。

「待て待て、お前らぁ、タロウにお別れを言うのはまだ早いぞ!!!」 と怒鳴る。

明け方4時半 ともかく一刻を争う、彼らは4時間も食事をしなかったら血糖値が下がって
死んでしまうこともあるからだ。
行きつけの病院の電話を鳴らしながらネットで救急病院を検索しようと思って繋ぐと
フェレペットオーナー仲間がオンライン中なのに気づき早速メッセージを打ち込んで
相談に乗ってもらう、家の連中が全員寝ている時間なので、少し落ち着く。
持つべきはネット仲間だ。 その間に病院に電話が繋がる。

急患で診てくれるというので、大慌てで息子をたたき起こし、抱いてもらって
車にて駆けつける。
途中で抱きかかえる息子の手に、タロウが先ほどのフェレットバイトを吐く
どうやら栄養になっている様子はない 「時間外料金1万円」と言われるが、
もはやそれどころではない。 とりあえずレントゲン撮影、その間もタロウはぐったり
どうやら胃がパンパンでガスか、飲料水かが溜まっているらしい。医師が 口から管を挿入して、
異物(胃の内容物)を吐きださせる手段をとるが 噛んでしまって管を飲み込む恐れが
あるので難航する、結局どの管でも思うに出来ず。 念の為、血液サンプルをとる事に
注射針を入れらると、意識も無く、 ぐったりしていたタロウが 一瞬泣き声をあげる。

血液は正常、心臓も元気との事 私も徹夜仕事で、診察台のタロウを押さえながら
眠気で倒れそうになるのを 必死でこらえる。息子にタロウを押さえてもらって
待ちあい室のソファーで 2-3分仮眠する。
万が一、都内の病院に搬送なんて事があったら寝ていないと 対処できないからだ。
その後、管を胃に突っ込込み注射器で抜く、を試みるが、入って行かない
「胃がふさがっているらしい、胃の入り口がよじれているかもしれない 」と医師。
犬なら1時間で幹部から下が壊死してしまい死ぬこともあるが フェレは胃から下が
長いのと胃に柔軟性があるのでまだ大丈夫かもしれない と言うが…
バリウムも飲んでくれないので、詳しいレントゲンも撮れない。

吸引麻酔をして内視鏡検査をするという事になる、 その後開腹緊急手術もやむなし、
と言われ承諾書にサインして、いったん帰宅する 帰宅後1時間してから連絡が1回入る。
内視鏡検査で胃の中の食べ物が見えたので、全て出して胃洗浄 その後の経過待ち、
もしまた胃が腫れる様なら緊急開腹手術料10万円也…しかし 「開けなきゃ絶対死ぬ、
開けても死ぬかもしれない」なら、 開腹をお願いする以外、飼い主にしてやれる事は無い。

不安の残るまま、一端引き上げる。


2002年9月8日(日)夕方

面会


夕方、家族と面会に行く、内視鏡を入れてみたところ、胃の中身は食べ物がぎっしり詰まって
パンパンになっており、何も見えない状況なので 。胃洗浄で内容物を排出してみると
胃は荒れて糜爛だらけで、それは悲惨な状況だったそうだ。
そこで点滴を打って、胃を空にして様子を見ていると言うのである。

保育器〔ガラス張りのケース〕に閉じこめられた太郎の手には身体に不釣り合いな大きな
点滴の管。
普段なら絶対はがしてしまうところなのに、オトナシク寝ていること自体尋常ならざる状態なのだろう
声をかけると、かすかに頭をもたげる。医師がこのままなら切らなくても大丈夫だろうと言う
しかし、明日までは入院、もし明日また胃が腫れるようなら開腹もあるかもしれない、と言われ帰宅する。


2002年9月9日(月)

とりあえず退院


夕方、2度目の面会に行き、そのまま退院が許可される。
吸引麻酔 、胃洗浄、内視鏡合わせて3万円也
レントゲン5枚で6000円、その他諸々で56,000円支払う。(^^;)
7日分の抗生物質と胃の炎症を押さえる薬をもらい帰宅。

タロウを置いて息子に見てもらい買い物に出かける。行った先に息子の携帯から電話
タロウがまた吐いている」と言うのだ、目の前が真っ暗
原因不明のまま退院なので、不安だったが、やはりまだ無理なのか
それとも別の原因のためにまた再発するのか…医師いわく、この子はもともと
神経系の欠陥か何かで胃の活動が順調ではなのかもしれないという。
それでもフェレは3時間置きに食事を繰り返すので、どんどん未消化の餌が胃に溜まってしまうのだ
仕方なく、毎回タロウの餌の量をチェックすることにする、1時間置き見て
餌を食べたら追加する様にする。

音がすると巣を見る、音がすると見る、を繰り返しながら1日目の夜が過ぎる。


2002年9月10日(火)

退院から1夜明けて


病院からもらってきた薬を今日から与えるが、嫌がって飲まないタロウ。
水に溶くが、薬が入っていると〔ひとつまみの粉薬なのだが)匂いを嗅いで気づき
絶対に飲まない。仕方なくフェレットバイトに混ぜるが
1回舐めて、飛び退いて逃げるおまけに口をバクバクさせて泡を吹く〔本当にこんな
この薬やって良いものなのか…と不安になる)色んな方法で試みるが与えられず断念
困った。
時々、ボ〜っとどこかを見ながら立ち止まって動かない、今までこんなことは無いのに
よっぽど具合が悪いらしい 。
そもそも、彼を心配する余り無理矢理にバイトや練り餌を、入院前のタロウに与えた張本人
〔私)を恨んでいるかのような目つきで、時々にらんでくる(^^;)

ヒザにも来ないし、どうやら完全に嫌われているらしい、悲しいかぎりだ。


2002年9月20日(金)

やっと本調子?


やっと、体調も戻っているのか?病院から出されたクスリは結局飲まないままだった、
3000円分のクスリを飲まずに廃棄とは、もったいない(^^;)

しかし…やっと最近要求も強くなり 遊べとか何かおやつをよこせとか、言い出した
胃が異常に膨れすぎていないかどうか 、餌は多すぎないか、
「生きてるね?」って声をかけながら毎日こまめにチェックはしている。


2002年9月26日(木)

また吐く


夜、タロウがまた吐いている。彼の場合、吐き出すことはあの入院の時くらいで
普段は吐きそうにゲーゲーやるだけだ。
今回もそれだがが、先日の入院があるので、3階の隔離ケージにタロウだけを入れて
餌の量と、糞をみながら様子を調べる。
いつもなら出せ出せと、騒ぐだろうに、今回は妙におとなしいので、やはり本調子ではないようだ
お腹もだんだん大きくなってきているので、バイトで血糖値を上げて、ドライフードの量 を減らす。


2002年9月27日(金)

落ち着く


まんじりともせず一晩を過ごすが、そのまま明け方寝てしまう飼い主
その私が目覚めるとタロウは隔離ケージ(我が家ではサナトリウムケージと呼ぶ)にタロウが
入っていない。「誰か出したのか?」の質問に、家内いわく…明け方出せ出せ攻撃(ケージのドアを
バリバリとひっかいて、出せと講義する行動)のため、寝ていられずに開けて出したのだと言う。
どうやら出して欲しいという要求をするほど、普通に戻ったようだ、一安心する。
またサナトリウムに入らないよう気をつけねば(症状の再発に関しては、気をつけようが無いが
気をつけて見ていかねばななるまい)


2002年11月30日(土)

ちょっと痩せぎみ


3匹の中で、最近ではいちばん元気っぽいタロウ、
しかし、こいつが1番油断ならないとも言える。
いつ再発してもおかしくない症状だったし原因も不明のままだからだ
この頃は、全員の糞が軟便ぎみなので…
気にして誰かが起きる音がすると観察している。
いまのところ、何とか大丈夫っぽいが…

タロウのトップへ

2002年12月6日(金)

突然


夕方「け〜〜け〜〜〜」って吐きたいのに吐けない、前回の様な症状が起きる。
しかし腹は前回のようにパンパンではないのだが。
この子に関しては、昔からよく吐くので、油断ならないと様子を見る。
仕事にかかるとまた吐き出す。既に7時を回っている(行きつけの病院の終了時間)
仕方なくエサを食べないようなら、病院に行かないと危ないなと思って隔離させていると
軟便だが糞をした、後は食べてくれればと思っていると、だんだん動きが緩慢になり
反応が鈍くなって、鼻が真っ白から黒ずんでいるような色に
しかし行きつけの病院は、転送電話になっており先生は外出中だという。
仕方なく救急病院を探しながら、フェレット協会に連絡、会員番号を名のって
症状を言い近所に病院はないかとたずねると、川口に良い病院が有るという、しかし遠すぎる。

すでにぐったりしだす。水もエサも受け付けないし、大好きなバイトにも見向きもしない。
水溶きバイトも、フェレットONEもダメ、これは前回と一緒だ。

他に深夜12時までなら診てくれると言うフェレットを見てくれるという病院を探す 、
念のため行きつけの先生にもう一度連絡して、 何時なら帰宅出きるかたずねると、
「30分後には帰りましょう」と言ってくれる、さっそく連れて行く。

先生いわく「前回とは違う」と腹を触ってやはり言う。血液検査
2時間検査待ち、結果血糖値、血圧、心臓、細菌等の可能性は薄いという。
鼻の白いのも、ハナコのようなインスリノーマで貧血状態なのではなく、血液ドロドロによる
血液循環不純なのだという、いわゆる脱水症状で血液が濃くなり流れが悪くなっているための
緩慢な動きなのだろうという、結果…とりあえず皮下保水注射を敢行
ぶっとい注射器で150ccくらい透明な液体を注入。それで帰宅。
皮下脂肪(?)から少しづつ毛細血管に取り込まれて、血液をさらさら状態にするらしい。

帰宅後、見違えるように鼻がピンク色になる、それにほんの少し水をなめる
しかし直後に吐きそうになる「ヶ〜〜ヶ〜〜」っと言うが吐けない様子。
翌日まで様子を見るというが、エサをふやかしにしてやるも食べず。
隔離していたら他の皆のところに行かせろと大暴れ、仕方なく他のフェレと合流させる
今は外で寝ているが、未だ何も食べず。
さすがにこのまま逝くのではと希望が薄れだす。


2002年12月7日(土)

エサをなめる


まんじりともせずに朝を迎える、

AM9:00
そろそろ病院が始る時間だが、相変わらず エサを食べる様子も水を飲む様子もないし、
口元に差し出すと、そっぽを向く 。

AM10:30
名前を呼ぶと、ゆっくりと起きてくる「?!」そのままトイレに行き
少しだが軟便ではない糞をする。胃の中身が下に降りてきたようだ。
「もしかしたら、何か口に入れてくれるかも…」水を手に取り口元に持っていく
自ら舐めた!ほんの少しだが、そっぽを向いていたのが飲もうとしている。
すぐに トーターリーフフードをふやかし、フェレットONEとバイトを少量 くわえて
口にもって行く。ほんの少し舐めた。

病院は既に始っているが、弱ったココで精神的苦痛をを与えるのと
他の来院ペットから何か感染されるのだけは避けたい。
最悪の場合夜7:00までは診てもらえる。このまま もう少し様子を見てやろうと思う。

AM11:00
寝ているタロウを無理やりヒザに乗せ、ふやかしたエサをつぶしてスプーンに取り、
口元にもって行く、また舐めた、今度はさっきよりも噛みつくような感じでエサに食らいつく
3口ほど食べてヒザを降り…またパイプの中に潜り込む。
「まだ本調子ではなので勘弁してくれ」…と、言わんばかりだ。
吐いている様子はない。    まだ、生きられるかも…

2時間おきに、少量づつ口に運ぶ…を繰り返す。少しづつ本当に少しづつだが
腹に入っている、このまま胃が膨れず糞さえしてくれれば良いのだが。

PM6:00
今日の中で1番量を食べる、食べたと言ってもふやかした量からすると
ドライフード10粒ほどか…しかし自分から置いてある皿に顔をつこみだす
ちょっと食べると疲れたようにパイプに潜り込むので、つかまえてもう少し与えると
また少し食べる。「よしよしタロウ、腹減ったろ、食え食え」ひとりつぶやきながら
生きようとがんばって、エサをほお張るタロウを見つめる。
まだ予断を許さないが、なんとか今晩は持ちそうだ。

タロウのトップへ

2002年12月8日(日)

再入院


0:00
トイレの前までフラフラと出ていき、ほんの少しだが 糞をする
食べた量からして、そのままの量が出ているようだ、酷い下痢もしていない。
だが少量づつしか食べないので、なかなか体力が戻らないようだ。
少しエサを与える、舐めながらまたエサを少しだけ食べる。

手に練り餌を取って口元に運ぶと大きくくわえてそのままヒザを降りて
宝物置き場にもって行く、もって行くだけで食べてくれない。
「タロウ、今食べないと…そんなところに置いておいても、二度と食べられなく
なっちゃうぞ 」またパイプに潜り込む、ほっといてくれって顔をしている。
ほって置けたらこんな苦労しないよ。仕事をしてまたエサの準備をする

夜が明けると…昨日と打って変わって、今日は水もエサも見向きもしない 。
食べるちからが無いというのではない、気力が無いのでもない
入らないのだろう、見たくもないかのようにそっぽを向く。
匂いもかぎたくないらしい、エサを近づけると暴れだす。水も同じだ。

1日何も食べない、飲まない…
無理やり入れることも出来ない、なぜなら前回の様に胃に溜まった状態だと
逆効果だからだ、何とか胃の内容物が降りてきてくれることだけを祈っていたが…

PM2:30小指の先ほどの糞をする。
何も口にいれていないのに糞が出てくるのは異常だ、
4時間もすれば出てきてしまうフェレットが…やはり腸内にエサが
残っているのだろうか?
気にしていた、腸が半分詰まった状態なのか?これだとバリウム検査にも
引っ掛からないので、異常が無いと診断されるそうだ。

糞の後も、エサには見向きもしない、隣の部屋(寝室に入れてくれと言うので
入れてやると…いつものように部屋を徘徊もせず、布団の方に行き
毛布に入り込み寝てしまう、いつものタロウではない。
ときより、立ち止まりあらぬ方を見てボーッと動きが止まる。
何を思っているのか、目がうつろだ。
どんどんぐったりして行くタロウ。限界だ
PM6:00
行きつけの病院に担ぎ込む。
皮下保水後の経過と状態を話し、入院を決断する。
一昨日のように、皮下保湿注射で様子を見ながら再検査(バリウム、音波、
レントゲン 等の検査)を頼んでくる。最悪の場合 開腹手術(試験開腹〕
も有りえると言われるので、出来れば開腹は避けたいと告げる。
プラス10万円20万円の問題ではない、そんな亊したら今のタロウは絶対に死ぬ 。

明日は雪が降ると言われている…こんな寒い夜の病院に、今日は他のペット達が
いるのだろうか? 今頃、タロウは暗い入院ケージにひとり目を潤ませて寝ているのか?
今日は連れて帰ればよかったか?それでタロウは無事だったか?もうダメだったか?
何度も自問自答する… 空っぽのキャリーバックを持ち帰る。
中にあのいたずらっ子はいない、ジローとハナコがキャリーバックの中を
「タロウ君は?」と言わんばかりにのぞき込む、「今日はタロリンは帰ってこないよ」
言いながら、出迎えた家内に目で「疲れた」と告げる。


2002年12月9日(月)

一時帰宅


夕方病院に経過を聞きに行く。
担当医の説明…バリウム検査の結果、胃の内容物が本来なら30分程度で
        腸まで出ていくのに、4時間くらいまで残存している。
       つまり胃腸の動きが鈍い。胃が収縮して食物を下に運んでいない。
       胃も普通のフェレの2倍にも膨れ上がっている。
    
    原因…不明
       見えない何らかの障害物(腫瘍やら毛玉の大きな固まり)か?
       神経系の障害か?
    対処方法
       胃腸を活発にする薬の投与、
        それで様子を見て、改善が見られないようなら
       内視鏡検査(胃腸の出口まで診察可能)それで原因が分からなかったら
        開腹手術で 腸を隅から隅までつまんで異物を取り除く…

で、結局どうなったかというと…一時帰宅
右腕の毛を点滴用に剃られて、マヌケなタロウを自宅に連れて帰る。
自宅にて1週間、胃腸を活発にする薬を飲ませて様子を見るとの事、
もし、前のようにエサも水も受け入れなくなって、ぐったりしだしたら
また入院、皮下保水か点滴で体力回復して最終的に、開腹手術の検討をと言われている。
帰宅したタロウは、食欲もなく…帰るなり自分の寝床に潜り込んだきり出てこない。

 


2002年12月10日(火)

相変わらず食欲はない


夜、ほんの少し練り餌を舐める程度で寝てしまう。
AM8:00
薬をバイトに混ぜて舐めさせる、かろうじて舐めるが、その後の餌に関しては
相変わらず、舐める程度。また寝床に潜り込む。
どうやらこちらの、希望通りの結末になるのは難しそうな状態。
「入退院で、もう疲れたかな…タロウ」

その後1時間半おきに寝床から引っ張り出して餌やり。
ほんの少しづつ(ドライフード1粒づつくらい)与え

一日中、仕事場のドアを開けておいて、タロウが寝床から出てくる音がしたら
見るように心掛ける。ジロウハナコは頻繁に起きてくるが、タロウは寝たまま。

PM3:00
買い物から帰宅して玄関を開けると、出ているタロウと目が合う
「あれお前?出てるの?、なに?餌…な訳ないな、トイレか?しろしろ
でっかいウンコしてみろ」
言うと…こちらに寄ってくる足取りが 昨日よりもかなりしっかりはしている。
さっそく餌の用意をしようとしていると、カリカリとケージの外で音がする
タロウが自分で餌を噛んでる音だ。

今のうちに夕方用の薬をバイトに練り込み差し出すが、そっぽを向かれる。
タロウは物凄い繊細なやつで、他のフェレのオシッコにちょっとでも足が触れると
飛び跳ねて嫌がる(ジロウはその逆、小便の上でも平気で寝る)
そんなタロウは薬がほんのちょっと(耳かき半分くらい)でも混ざっていると
絶対に舐めないし飲まない。
このまま自力で餌を食べてくれればいいが 、そうでなかった場合
また薬を飲んでくれない(既にこの薬には嫌な思いが有るようだ )…恐らく
病院で口に無理やり押し込まれたのだろう。
餌を食べて普段の状態に戻ってくれれば薬なんか良いんだが。


2002年12月12日(木)

回復の兆しか?


食べる餌の量が、餌の度に微量だが増えている。
しかし…せっかく買ったダックスープは見向きもしてくれないので
いつものトータリーフードをミキサーにて粉砕する、フリージングパックに
まとめてストックしておき、食事の時にぬるま湯で溶いてあげる。

当初はスプーンに1杯くらいしか食べなかったのに、
最近はかなり食べるようになった(かなりと言っても健康体の頃に比べれば
食べていないに等しいほどだろう)
だが、多量に食べてくれるようになったので食事時間も2時間おきが
今日などは3時間おきうにまでしても大丈夫そうだった。

薬が効いているのか、朝大きめの糞をした。
時間がたって出てきているのかもしれないが、出してくれれば一安心だ。

 

タロウのトップへ

2002年12月16日(月)

ひとまず落ち着く


糞も少ないがし出す。
時間と量がまだ正常ではないが、出してくれれば入れるこも可能だ
心なしか、ダックスープ(通常の餌に対し2〜3割だまして混入)と
練り餌(いつもの餌をミキサーにて粉砕して冷蔵庫保管)のペースト
のせいか太りだした(むくんでいるのでは有るまい)。
ひとまず、大丈夫なようだが薬は有る間だけ混ぜることにする。

そもそもタロウの場合、薬を混入されたものを食べる段階で
元気なのだ、具合が悪くなったら何も口にしないのだから。
まだ練り餌はしばらく続ける事にする。

またいつ再発するかもしれない恐怖に戦慄く日々が始るという事なのだが
抱くと嫌がるタロウを見ていられる方が、ぐったりしたタロウを抱くより
どれだけ気が楽な事か。

 


2003年1月4日(土)

太る


いつものトータリー(固形餌)をミキサーにて粉砕して、ダックスープ(粉末)と混合
毎食、これをぬるま湯で溶いてあげだしてから、みるみる内に体重も戻り、今では
我が家で一番のがっしりした体形になる。しかし油断は出来ないのだが…
練り餌も、出すと一番最初にに食べだし、後の二匹が「ごちそうさま」しても
最後まで皿を舐めている。
食べていてくれれば、何とか安心してはいられる。

 


2003年2月17日(月)

太り過ぎ


最近は他のフェレが食べ終わっても、延々最後まで皿の中の練り餌を食べきるタロウ。
ちょっと問題なくらい太りだしたもう2Kgになってると思う(人間のヘルスメーターではなってる)、
だから最近は抱き上げたりすると「クウ」とか「あうぅ」とか声を出す(-.-;)。
寝ていて抱き上げると「んんんんぬうう」ってずっと言ってる。
耳を掻いてるときも代わりに掻いてやると「くうううううう」って
気持ちがいいともじれったいとも付かない声を出す。おんなじなのでどこか悪いのか
〔からだのどこか触るといたいのか〕とも思って触ってみたけど、そうでもないらしい。
ともかく最近声をよく出すタロウだ。

 


2003年6月5日(木)

良く餌を食べる

タロウもジロウも、最近は練り餌の半分はフェレットセレクション(シニア)を
混合している。身体は相変わらずパンパンの固太り。
ちょっと太りぎみが気になるが、最近はこれといっておかしなところも見えない。
食べ物のつまりも起こしていないので、当分はオヤツはゼリーだけにしている。
もっぱら餌の催促だけで人を呼ぶ、オヤツも大好きで、人が前を通過すると
必ず近づいてきては、オヤツの入っている引き出しの前で立ち上がって
「引きだし開けろ!」と要求する。

 


2004年4月26日(月)

マイペース


ともかく、餌の量は変わりなく、食欲おう盛。
ほっておくとジロウの餌まで食べてしまうほど。

しかしながら…ジロウ同様バイトやトーンを餌に混ぜて時々与える。
最近は、腸閉塞を起こしそうなパパイヤスティックやジャーキーの類いは
危険なので与えない。せいぜいゼリー(コーヒーミルク大1個を2匹で)程度

食欲があるのは、ともかく安心だ
食べられなくなったり、排尿排便が不自由になったとき
普通に食べられ普通に排出の出来ることが、どれだけ幸せなことかを実感する。


2004年7月17日(土)

相変わらずのマイペース


食欲は相変わらずおう盛なれど、ジロ同様、足腰が弱くなって
排便時に後ろ足で踏ん張っていられない。カエルが水をかくかの様にだら〜〜んと伸ばして
前脚だけで、排便をしながら前に移動する、我が家では「歩きウンコ」と言うのだが…

油断していると、こんなところにという場所に排便される。
年をとり、我慢や移動が思うにまかせないので、仕方のない事だが、ともかく凄い。

糞は歩きながら、尿も歩きながら
つまりしたモノが、全て後ろ足と尻尾に引きづられて散乱するわけだ。
ちょっと油断していると部屋中が糞尿臭い。TVに夢中になっていても足音がしたら
すぐに放牧してある部屋に飛んでこないと、その惨状たるや…糞まみれの部屋になっている。
臭いをたどると…敷物の下につぶされた糞尿や、ハンモックの上の糞、
最悪は体に付いた糞尿…即お湯を出して部分洗い(>_<)この緊迫感は、最近は日常茶飯事の事。
これがタロだけではなく、ジロもだから頭をかかえる。

 

タロウのトップへ

2004年8月8日(日)

心不全発覚

8月7日(土曜)
2日前から食欲が無く、足腰も弱ってきたため2時間おきの食事に切り替え
練り餌(スープに近い状態で)与えても…食欲が無くほとんど食べない。
バイトもなめないし、大好きだったゼリーも一かけらしか食べない。

リンゴジュースと、ドライフルーツのつぶしたものと、バイトを
煮込んで寒天を加えて…柔らかめのゼリーを作る。
それを 与えるが、タロウは相変わらず食べない。
(ジロウは食べるのだが)
仕方なく、時間外で行きつけの病院に出向く。
一晩入院して点滴を打つが…それもその場しのぎで内臓への負担はひいては
心臓にも負担が生じるので、 点滴も多くは無理と判断。
最終的には、自宅で看取るという事になるだろう。

8月8日(日曜)
心電図、超音波、レントゲン等を見ながら症状の説明。
結果的に薬でも症状を軽減することも苦しみを取り除くことも、ましてや治すことなど不可能だと言う。
人間でこの症状が出たら、一生ペースメーカーの世話になるのだそうだ。
後は、家で最期を看取るしかないのだ。
犬猫ではペースメーカーを埋め込むなどの手術の成功例もあるようだが…
大学病院でも、フェレの症例は聞いたことがないとのこと、そもそも今のタロウに手術は、
無理だろうと、医師も言う。
私「最後は苦しまずに逝けますか?ケイレンや発作を起こしたりしませんよね?」
担当医「今でも充分苦しんでいると思いますよ、タロウくんは…発作が起きたらもう最後だとお思って下さい」

どうやら年齢でも、太っていたことからの心臓への負担の可能性もないらしい、
生まれつきの障害か遺伝的な心臓障害が有り、たまたまそれが発症した可能性もある…との事
詳しく知りたければ、開腹して心臓を見るしかない…と言うが、 開腹手術には耐えられまい。
それ以前に、開けたところで誰にも治せないのだ。

何度か呼吸困難の荒い息遣いを聞いて、仕事部屋から駆けつけたが、それこそが
心臓の動きが悪くなったことで、 酸素が供給されないための、呼吸困難だったのだ…
タロウの場合、心臓に力がなく動いてくれていないために、下半身が冷たいことも間々あった。
頑張れタロウ、動き続けてタロウの心臓。

タロウの苦しまない最期を、祈ることしか私には出来ないのか…なんと無力な。

 

タロウのトップへ

2004年8月11日(水)

意識を失う


夕方、呼びかけに反応せず。
時々起きるフェレの爆睡 かとも思うが、数十分間も反応がなく目を半開きにしたまま
完全に反応がなくなっている。
スポーツドリンクを口の端から入れると、微妙な反応がある、しかし反応するだけで
ダラダラとこぼれてしまうだけだ。

「タロリ!!起きないとダメだよっ!!ほらほら、お前の大好きなゼリーだよ
食べないとジロが食べちゃうってよ」 息子が合宿で留守の間に逝くな、頑張れ…耳元に呼びかける。
何度もストローで水やバイトを流し込む。
「ううっ」と苦しそうに、一度だけうめくと、肛門から糞が流れ出る。
「良し、まだ動いてるぞ、がんばれ心臓さえ動けば、息はできてるぞ」
言いながら、冷たくなりかけている、足や手や尻尾を暖める

その冷たい手を、食べ物や水を拒否して「やめてくれ」と言うかのように口元に動こうとする。
彼は嫌がっている…
「もう充分頑張ったけど…でも、ウチで一番ひょうきんだったお前が逝ったら寂しくなるよ」
あきらめて、様子を見守る…2時間経過
口元に顔を近付けると…
かろうじて息がある、か細く、切れ切れだが息はしている。かすかに心臓が鼓動しているようだ
「動けよ心臓!!」大声で言うと…びくりとタロウが動く、動け動け…床をどんどん叩く
近所は迷惑で反応するだろうが…タロウは反応せず 。

ジロウが顔を寄せると、かすかに動く…人間では全然無反応なのに…
ジロウを無理やりつかんで、タロウの鼻先に押し付ける、動く。押し付ける…動く
しかしそれ以外では無反応
… 家内と今夜中の死を覚悟する。

3時間後、かろうじて目を開けるタロウ、今のうちに水でスープ状にした餌と
スポーツドリンクを流し入れる、飲んだ。
スプーン1杯だが、餌を飲んだ。
大好きなゼリーを無理やりひとかけら口に押し込む…噛んだ…飲み込んだ
今夜は越えられるかもしれない…そんな気がしてきた。


2004年8月12日(木)

意識はもどるが…食事をせず


かろうじて、明け方には自力で移動する〔移動と言っても15センチほどだ)
餌もスプーン半分も食べない。大好きなゼリーをひとかけらだけ食べる。

夜中に数回糞を寝たまましてしまう。敷物をすぐに交換してやる。
朝、目で人を追うので、餌を与えたが、やはりほとんど食べない、ゼリーも既に食べてくれない

目が離せないので1時間おきに一晩中、様子を見るが、意識はあるが目はうつろだ。
もはや限界か…
AM7:35

タロウのトップへ

2004年8月13日(金)

ケイレンを起こす


昼過ぎ、少しでも何か口に入れさせようと、そっと起こすと
突然ケイレンを起こす。
身体中を硬直させたかと思うと、次はバタンバタンと手足を振り回して暴れだし、
口をパクパクしながら身体を震わせる…声をかけながら抱きしめて止めようとするが
私のカラダまで動いてしまいそうなほどの、力だ…どこにまだこんな力が残っていたのか。

とても長く感じられたが…実際は30秒も無かったのかもしれない。
ケイレンの後グッタリと、私のヒザの上で力なく横たわるタロウ。
「ケイレンとかが起きるとか…苦しむようなことって無いですよね」の問いに
「そんなモノが起きたら最後でしょ、心臓が持ちませんよ」と言った医師

「このまま起きないほうが、タロウには楽なのかもしれない…」
でも神様は、タロウにまだ逝くことを許してくれなかった、かすかに目を開けて
息をしている…
明らかに低血糖の発作とはちがう、心臓が止まりかけたのか…止まったのか
彼の体の中で、何かが起きたのだろうが、私には解らない、だがタロウはまだ息をしていた。
ストローで無理やり口から、スポーツドリンクを与え水も与える。
それ以外何も口にしようとしないので、バイトを無理やり口に押し込む。

水に溶くと、顔を振って全て飛び散らかして、ノドに入っていかないのだ。
その時はそれ以外口にせず。

そんな事の繰り返しで…昨日は一日が終った、家内と息子に頼んで、私も2時間だけ睡眠 。
先程、飲み物やゼリーや餌を試みるが、何も口から入れてくれず。
無理に入れると、咳き込んで苦しそうに吐き出してしまう。

今夜は、1時間おきに様子を見ながら、水分補給をしてやるつもりだが…
飲まず食わずでは、先が思いやられるが…点滴を病院で頼んだときに
「あくまでも、これは一時しのぎの延命治療です」と言われる
これ以上の苦しみを、タロウに与えてどうなるのか…
AM0:36

誰かが起きた音がしたので、ジロウだとは思いつつ覗くと…タロウだ
かろうじて起き出して、小指の先ほどの下痢の糞と、同じく少量の排尿
AM2:35

昨日から餌らしいモノを口にしていない
無理やりに口に押し込まれる、ストロー6センチほどのバイト溶液と、餌の混合物のみ
1〜2時間置きに餌をやろうと、抱きかかえると… それだけで嫌がってしまう
何が悲しくて、最後にここまで嫌われなければならないのか…
わずかストロー2〜3センチの餌(バイトと餌の溶液)を、口に流し込むだけで、大暴れする。
せっかくの餌のカロリーを、それだけで使い果たしてしまっている…
それでも、2時間に1回の流し込みは続く。
PM10:00
まだ息をして寝てます↓首の下と両腕の白いところは検査のために毛を剃られたところ。


2004年8月14日(土)

クロとダブル


タロウに引き続きジロ〔ウ)まで餌を食わなくなった。
結局タロウと一緒に2時間置きに餌を与える 。
餌の後、タロウが起きた気配がして、仕事場から玄関へ飛びだす。

タロウが起き出し、餌やりようの道具を入れたティッシュボックスくらいの箱を
のぞき込む。「餌を自力で食う気か?」そんな訳はない、先程の餌も吐き出すほどだ
すぐに解った「トイレだ!」タロウはトイレボックスを探しているのだが意識がモウロウとしていて
何がどこにあるやら解らないのだ、
さっそくトイレまで運ぶと「う…」っとか細くうめいて、小指の先ほどの糞をする。
「えらいねぇタロウ」抱き上げると、痩せた体から尿が流れ出す「しまった糞だけではなかったか」
水分など餌と一緒にしか補給していないのに…半日ぶりくらいの排尿だ。

ホントに感心する…こんなになってまで、トイレでするなんて。
かつて、クロという私の犬はジステンパーの末期、ふら付く足で1mほど巣から出て用をたした時
同じことを思った。こいつらは凄いなあって。
クロは、 いつも散歩に出て…巣の周囲でなど、用をたしたこともなかったので
それでも彼にすれば、すぐそばでの排尿は屈辱的だったと思う。
とはいうものの、死の1日前は…巣に横たわりながら私の手から餌を食べながら、
そこで糞をしてしまった。
そのクロを観たとき…中学生の私は、二度とペットなど飼うまいと心に誓った。

30年が過ぎようとしている今…また最愛の友を失いかけている。

今日、強制餌やり機(-.-;)を作る。詳しくはこちら
これにより、画期的に餌をやり易くなる。
PM6:00
さて餌の時間だ


2004年8月16日(月)

タロウ自力で…


いつものように、ストローに餌を入れてタロウを抱きかかえると
嫌〜な顔をする…でも顔をそむけるでもなく…目は餌入れを見ている。
もしやと思って、餌入れに近付けてやる「食べるの?」…と、ながめていると
食べだす。
自力で食べ始める。(やった〜〜)なんか肩の荷が下りた気がする。

1週間あきらめないで、餌をやり続けてきた甲斐があった…というより
あの段階で死んでいなくて良かった。また元気そうなタロウを見られてそう思う。
まだ足腰はおぼつかないが…ジロウよりはかなりまともに歩いている。
これでひと安心か…しかしフェレトはいかにしぶとい奴らなのか(特にタロウは)


2004年8月21日(金)

タロウ自力でまた食べなくなる


4日ほど前から、また食べなくなった、なんだよ、自力で食ったと喜ばせておいて

このままでは、私が外に出たとき餌をやるものがいない。
せめて自力で食べて欲しいのだが…

ジロウと違い、水だけは自分で飲んでくれるのが、せめてもの救いかもしれない
本当に悪くなると…水さえ飲まなくなるものなので。


2004年8月23日(月)

タロウ吐き気


ファミレスに仕事に出ていると…
AM1:30
息子から携帯メール 「タロウがヤバイ事になってる!!」
聞くと吐き気のようだ、腹をケイレンさせて、吐きたいのに吐けない
いつもの症状だ。

息子に指示、と言っても声をかけて背中をさするくらいしか出来ないが
不安を取り除くことと、落ち着かせる事しか出来ない。
「落ち着いてきた」と携帯からの声が言うので
「明日学校だから寝なさい」と息子にメールする。
仕事を中断してファミレスから大急ぎで帰宅、玄関を開ける

まだ息をしている(よかった)
エサを作ると少しなめる。鼻も赤みがさしている、取りあえず大丈夫だ。
明日ジロウのお骨が、帰ってくるときに、入れ違いでタロウが火葬じゃ
それこそシャレにならないよ。

タロウのトップへ

2004年8月24日(火)

新しいジロウが来る。


自分から食事〔練り餌)を食べてくれる。
ひと安心だが…やはり呼吸音は早いし、健康とは言えないようだ。

そんな中、ボディーボードを依頼した赤坂さんから
タロウに嬉しいものが届いた。

ジロウ君そっくりの縫いぐるみである。
常に誰かとくっついていたがりのタロウは大喜び。

さっそく枕にする(^_^)
ね、可愛いでしょ
実際の色はもっと可愛いですよ。耳とかピンクで

ジロウが逝って、ネットの方々からのメールに励まされ…
フェレットを飼っていなかったら、ネットでの人のつながりの思いやりを、
ここまでは知らなかっただろうと、今になって実感しました。
縫いぐるみの、ひと針ひと針から、思いやりや、優しさが伝わってきます。

ジロウ似の縫いぐるみを枕に、幸せそうに寝息を立てるタロウは、
いったいどんな夢を見ているのか…

 

タロウのトップへ

2004年8月27日(金)

呼吸困難に陥る


3日前から食事をしてくれず、強制的に口に押し込む。
1日前から息苦しそうにゼイゼイと声をあげる。
1日もたないかも…と、ハナコやジロウの経緯からそう思う
が、その状態がかなり長引く…苦しいに違いない。

一日、居間に寝かせて様子を見るが、観ていて可愛そうなくらいに苦しそうになる
心不全で手の施しようが無いとはいえ、何とかならないのか…
排尿はするが、便が出ずらい様なので、綿棒と浣腸で、少し便を出してやる
それでも変わらず息苦しそうなので、深夜、時間外で行きつけの病院に連れて行く。

酸素室に入れ1時間後に精密検査のため、一時入院

翌日、タロウを連れに行くと…別棟の奥の病棟に通される…
行きつけの獣医は、 医師の数も多いが…看護婦さんも入れると
数十人もいる病院で、ウチのフェレがかかり始めたころからすると急激に大きくなった病院だ
院長は何冊も犬猫の本を出版するほどの方で、最近はほとんど院長の診察の機会はなかった。

今回院長先生が出て来た段階で、タロウの様子がいかに深刻かが伺い知れる。
以下院長談
心不全により胸水が溜まり、それが肺や心臓を圧迫して、呼吸困難を引き起こしている。
胸水を除去した結果、あの体格なのに100ccもの胸水が溜まっていた。
除去したのはいいが、今後すぐに(早ければ1日で)またいっぱいに溜まるであろう。
それをまた除去するのもいいが…抜いて数ヶ月も楽ならいざ知らず…1日2日しかもたないなら
何度除去しても きりがない。その度にタロウくんは苦しむだけだ。
それで…言いずらいのですが、安楽死を考えるのも選択肢のひとつとお考え下さい。
このまま入院させてもいいけど?最期は家での方がいいかな?

私 「タロウはあとどのくらいもつんですか?」
医師「今、生きている事自体不思議なくらいです」
私 「連れて帰ります、次に苦しみだしたら、安楽死ですか?」
医師「それは飼い主さんの、踏ん切りがついたところでいいですよ、でも長引けば
   長引くほど、タロウくんは苦みますからね、今だってもう末端まで血液が流れていないので
   意識もモウロウとしているだろうし、手足も動かしづらいだろうし…」
私「食事は普通に(強制的に口から押し込み)あげていいんですか?消化器系の不具合は?」
医師「消化器系も、心臓の弱さのため、正常機能はしていないでしょう、特に腎臓とか」
モニターに、タロウの超音波測定の様子が映しだされる。心臓が収縮していない。
医師「普通1回の収縮で1m 血液を送れているとして…
   タロウ君の場合20cmか30cmしか送り出していない情況です」


さきほど、タロウは家に帰ってきた、しかし動き回ることはなく玄関に横たわっている…
それなのに排便時にだけは、鳴きながらはい出してきている…
と言うか、敷物の中にしてしまって、耐えられずに出てくるのだ。
それをふき取り、タロウの体の糞もふき取りながら…タロウに謝りながら…
最後のスイッチを切ることを、タロウに謝る。


2004年8月29日(日)

胸水を抜いて


胸水を抜いてもらい、少しだけ呼吸が楽になるが…手足、尻尾ガ冷えきっているため
レンジヒーターで少し暖めてやる。

▲ オレンジ色のものがヒーター

2日目…1日で胸水が溜まるかもしれないと言われたが…まだ呼吸は穏やか

▲お気に入りのジロウの縫いぐるみを枕に… どんな夢を見ているのか

今日は昨日よりも、少し調子がいいらしく、動くので(寝返り程度 )
部屋に連れてきて、私はTVを観ていたりする(タロウは抱かれて寝ている)
丁度ボディーボードが届く…一度乗せてやるが、既に前脚に力がなく
少し動かさせて断念。

でも良く出来ていて感心する。下半身マヒのフェレには
とても素晴らしいグッズだ。構造も実に良く工夫されている。

下半身の弱くなった。フェレには、ぜひお薦め!!

色も選べて、とってもキュート…軽量化の工夫も心憎い、素敵なデザイン
なにより嬉しい、付けてトイレに行けること。
ご購入お考えの方は、まんまさんのページこちら


2004年8月30日(月)

自力でエサを


胸水を抜いて2日、今日はだいぶ調子がいいらしい、じっと寝ていてくれないときがある
おかしな咳が、出て止まらないときがある。その声が赤ちゃんの咳のようで本人は苦しいのだろうが
声が妙に可愛い。
私が留守の間、家内が仮眠を取っていると、枕元まで来ていて、置いてあるビニール袋を
がさつかせていたらしい。家内もタロウがその部屋にいた事を驚く。
もう部屋のしきりを越えることもないだろうと、しきりの板(40センチほどの高さ)を
全て取り外してあったのだ。
足腰が弱いので、這って来たのか?

まんまさん(ボディーボード販売元の)知り合いが、利尿剤で胸水を少しでも溜まりずらく出来る
と言うので、さっそく獣医に電話して「利尿剤で、胸水の溜まりを緩和できると聞いたので
利尿剤出して下さい」と頼む。
腎臓へのリスクも大きいが、今のタロウでは、少しでも有効な方を選ぼう…と先生も言ってくれた。

帰宅してさっそく利尿剤を食事と一緒に飲ませる。1時間後大量な排尿(いいぞタロウ)
もともと、タロウは尿の量が異様に多い奴だったので(どんどん出せ)と横から応援。

いったい、この状態はどのくらい続くのか。


2004年9月3日(金)

排尿せず


胸水を抜いて6日、昨日…だいぶ調子がいいらしく、かなり元気に歩き回る
後ろ足も結構普通に付きながらの歩行(すぐにコケるが)

ためしに、まんまさんに作っていただいたボディーボードに乗せる。
結構スムーズに動き回る(本人は違和感あり気な顔で、私を見上げるが)
しかしながら、我が家は狭いため角がぶつかりトイレシートに引っ掛かり…
3分ほどで、寝所に戻ってリタイヤ(^.^;)

動いたとはいえ、ケージ(2階+ロフト付きの高さ90センチの大きめ)にもう登ることは
大変だろうし、1匹しかいないということで、ケージをバラす。
その横でずっとその作業を見守っているタロウ。

「しょうがないじゃん、ジロウもハナコも、もういないんだし…お前も上には上れないよ」
寂しげにケージのニオイを嗅ぎ回るタロウ、まだみんなのニオイがするね。
壁に立て掛けたケージのうしろに潜り込み、そこで排尿するタロウ…
ひえ〜〜お腹がオシッコだらけ

夜、昼間の激しい動きが…仇になってか
夜になってから、何度か呼吸困難を起こす。

利尿剤を朝晩与えているが…動いたあとから尿が出ていない。.
糞はするのだが…尿をしていない( そろそろ最後の排尿から24時間 になる)
尿が出ないということは…そのまま胸水が溜まりだすという兆候か…

呼吸音も荒くなりつつあり、下腹部も大きくなり始める。
ケージをたたんだのを、みんなが怒っているのか?
だって仕方ないだろ、置いて合ったって、もう誰も使えないんだから


2004年9月4日(土)

再び呼吸が荒くなる


3日深夜、帰宅すると玄関に排尿のあと
家族に言うと、夕方30時間ぶりくらいにしたらしいが…おそらくその拭き残しか
ともかく一度は排尿したようだ。寝床の敷物が変わっていることから
糞はしたことが解る。
夜利尿剤入りエサを与えるが…ほとんど食べず。よって薬も飲まず
明日からは、薬だけの別投与を予定。

AM3:45
エサを与えるが…ほとんど食べず。
また呼吸が乱れて荒くなりつつある。

胸水除去から、ちょうど1週間 …限界か、今日明日にも2回目の胸水除去を覚悟。
今日一日の尿の出と、様子を見る事にする。

と、思っていたら、みるみる息が苦しそうになり、病院の開く9:30まで大丈夫なのか
9:00仕事を途中で病院に行く、診療時間前なのに…既に受付に5組ほどの飼い主がいる。
受付に名前を書きながら「呼吸困難起こしてるんですけど、どのくらいかかりそうですか?」
看護婦さんが気を利かしてくれて、先にタロウだけいれてもらう。

検査やら、レントゲンやらエコーやら…結局、胸水を抜くだけというわけには行かず
3時間…首のうしろに皮下点滴を打たれ、血液検査をされ…腎臓の推移を診断

57cc胸水を抜いてもらう。
「しかし、この子は頑張ってますね、良くまだ生きてるって感じです、
私も驚いてますこの心臓で、ホントに良く頑張ってる」
皮下点滴をして帰宅が許されるが…どうも弱っている
会計を待つ間に、声をかけて身体に触ると「ぎゃあああああ」って大声で泣き叫ぶ
となりのネコの飼い主が「あら怒ってるね」と、言うが…これは怒りではない
悲痛な叫びだ、やはり普通ではない。

帰宅後も、グッタリとしたまま…「ヒ〜〜ヒ〜〜」という声を時々上げる
帰宅後6時間…まだ食事もしていない。
利尿剤は1週間様子をみるという理由から、投与が禁止された
(腎臓に負担になるかもしれないからだ)
尿を、ハナコの時のように…しぼり出すことは出来ないのか?の質問に
タロウは既に尿が作れ無くなっているのかもしれない…という事だ 。

心臓の力不足が、内臓の機能を1機に低下させて…タロウの体は日々衰えに向かっている。
末端に血が通わず、手足や尾…耳や鼻までがひどく冷たい
レンジでヒーターを暖め、尻尾と後ろ足を暖める。


2004年9月5日(日)

起き上がれず…ただ鳴くばかり


今回胸水を除去して、帰宅してからずっと苦しそうに鳴きじゃくっている
「アゥ〜〜アゥ〜〜〜」 と、ずっと鳴いている声が仕事場に聞こえてくる。
人間の食事の時は、居間に移動するが…その間もずっと苦しそうにしている。

エサを食べようととする意思はあるのだが、苦しいらしく
時より薄いエサを舐めるようにするがその間もずっと「うううう〜〜」と
うめき声をあげている…

医師にかかれない野生なら、とっくに息耐えているのに
延命治療は彼らにとって意味のある事なのか…楽にならない延命治療なら……いっそ

仕事がめいっぱい遅れてしまって、仕方なく夜中AM2:00にファミレスに仕事に出る
玄関脇で、ずっと鳴き続けるタロウの声が、玄関ドアを閉めても聞こえる。
車に乗り込んでも…ファミレスのテーブルに座っても…ずっと聞こえる。

朝…5:00
ゼリーひとかけらだけを食べるが、息苦しいらしく食欲はいっさい無い。
一旦私は寝ようとするが、2時間でタロウの声で起こされる…
敷物の中に糞をして、自分だけは何とか床にはい出たものの、苦しくて鳴いていたのだ
すぐに洗濯(今日何度目だ洗濯機を回すの…)タロウもお湯で下半身を洗う。

そのまま仕事に出かけようと思うが、獣医のところに行き、酸素ボンベを借りてくる

でかい…1日2000円の酸素ボンベ

▲簡易酸素室、心なしか鳴かなくなった…あとはエサを食べてさえくれれば…

▲まんまさんから頂いた、ジロウの縫いぐるみの足が酸素チューブ固定にピッタリ


2004年9月6日(月)

タロウ逝く


朝から何も食べない。 仕事の締め切りが2本重なり1本は今日渡す原稿のため
タロウの悲痛な声を聞きながら仕事。酸素を沢山吸ったあと、エサを与えるが嫌がる。
苦しいのと呼吸が乱れているので気管へ入ることを避けて、 無理強いは避けた。

しかし午後ちょっと調子が良さ気な、呼吸音だったので、すかさず好物のゼリーを出すが
食べたそうにも見えるが、舌も出さない。
絶対食べると確信して、注射器で口の端しから入れる。
嬉しそうに飲み込む、絶対嫌なときは「ぎゃ〜〜〜」と大声で叫んで拒否するので、
今回は欲しかったのだ。

しかし…それがタロウの最後の食事になった。
1時間後、悲痛な叫び声をあげて身体が硬直、クチを大きく開けてエビぞりになる。
ジロウはこの後すぐに逝った。
しかし…タロウはその後ふうぅう〜〜とため息をついて、また苦しそうに寝る。耐えた

昨日…私がファミレスに行っている夜中にも、何度か、こういう事が合ったそうだ。
さすがに家内も死を覚悟したらしい。
でもタロウは逝かなかった…可愛そうに…体力は人一倍ある奴だから…苦しんでいる。
パソコンに向かうが、気になるので酸素ボンベとチューブを仕事場に入れ
タロウをヒザに乗せたまま仕事をする。時より「タロリ!!」と声をかけると
弱った身体で「ウうう」と返事をしながら身を起こそうとする。

印刷に入るため、床に置く…しばらくすると、必死で敷物から這いだしながら鳴く
糞か排尿だとすぐ解る、尿だった…「バカだなあ、このくらいのオシッコは、寝ながら
していいのに…最後まで律義なタロウだ。

排尿を全て済ませたあと、またヒキツケを起こす。
それが昼過ぎから、頻繁におこりだす…今日3〜4度目
毎回今度はダメかと思うが…また頑張る、「もうがんばるなよタロウ」
編集が最寄りの駅まで来たと連絡が合った…さすがに1人にして置けない

家内が助手席で、抱きかかえて…駅に、車で向かう所要時間30分
途中で2回ケイレンとエビぞりを起こしたあと「あ」…と家内が言う
ため息を漏らし…タロウの身体からフッと力が抜けていった…
タロウが全ての痛みと苦しみから解放された瞬間だ…「逝っちゃったかタロウ?よかった…」
「家に置いてこなくて良かった…1人で逝かせなくて済んだ」信号が赤になった
まだタロウの身体は暖かかった。今にもまた復活しそうなタロウの手を握って
家内と私は黙り込む…

家内を目的地に下ろすまで、私は涙をこらえた…家内を降ろしてタロウとふたりで帰る道で
タロウの顔をのぞき込んだら、涙があふれて止まらない…「タロウのバカ野郎」
助手席のタロウに怒鳴る。「明日から締め切りの疲れを誰が癒してくれるの?
お前が逝っちゃったら、誰に夜中に話しかけるの? もう誰もいないじゃん…
ジロウ!!ハナコ!!タロウを連れて行くなって、あれだけ言ったのに…バカ!!!
タロウの腕と胸…まだ毛が生えてないけど…いじめるなよハナコ!!」

帰宅して、いつものところにタロウを寝かす…タロウの身体に顔を寄せると…
クチから空気が漏れて「キュウ」…と、いつものような、可愛い声が出た
でももう、横っ飛びで逃げないし、クククって人をにらみつけもしてくれない。

つまんないねタロウ。
もうハナコやジロウに会ったかな?

君らがいた8年間を、一生忘れない。
一番充実していて一番忙しかった8年間だった…パソコン生活がスタートして君らが来て…
こうして…私の8年間のフェレットとの生活は終った。

2004年9月8日(水)

その後…3匹がいなくなって


タロウの遺骨が帰ってきた…
この日 仕事から帰宅すると、玄関で私を迎えてくれたのは
3匹の遺骨と獣医さんから送られてきた花だった。

ジロウの骨壷が、でかすぎる…と葬儀屋さんに言ったら、
今回タロウはじっくり焼いてもらったらしく…
少量の骨になって、ハナコと同じ小さな骨壷で帰ってきた。
…となると、ジロウだけがデカイ!!
ま、いいか長男って事で。

しかし…まだ物音がすると「あ、誰かが起きた」と思ってしまう
もう誰もいないのに…
トイレから出てくると…誰かがドアの外で待っていたのに、もう誰もいない。
風呂上がりに、駆け寄ってきて足の水滴を舐める奴らの居ないつまらなさ。
夜中の仕事で疲れた時に…寝顔をつついて、話しかけられない寂しさ。

そんな虚無感が、しばらく続くだろう…8年間も一緒だったのだから仕方ない。
花の前には、彼らが使っていた敷物が置いて有り…
仕事に疲れた家内と私が、時より座り込んで…遺骨に話しかけている
いかに頻繁に、彼らの寝顔を見に玄関を行き来したかが解った、
彼らの存在の大きさを、改めて感じている。

****タロウ、ジロウ、ハナコ…8年間の友が安らかな世界に導かれますように******
          2004.9.9


タロウのトップへ
掲示板
彦ぷん
プロフィール
著書紹介
仕事場
映画館
ゲームセンター
フェレ写 真館