04.8.22更新

タロウ
ジロウ

ハナコ

最新の書き込みは一番下です。

ジロウは…

8歳2ヶ月になるニュージーランド産セーブルのフェレット♂ 

病   名

白内障、肝臓機能不全、インスリノーマ〔すい臓腫瘍)、副腎腫瘍

気づいた時

白内障…明るいところに出て、瞳孔が開くと左目が白く濁っている事から
病院へ行って発覚(2002年8月)
腫瘍…痩せだしたことから病院に検査に行き、超音波、X線、血液検査で発覚 (2003.11.20)

そ の 後

白内障…病院に行くと、目やに、カユミも無いようで、徐々に白内障が進行しているので本人に自覚症状はないらしい、眼球の裏側に濁りがでているので輪郭がぼけている程度でしょうとのこと。今後を見守りながら自宅療養中。腫瘍に関しては、年齢的にもストレスを避けるためにも開腹手術を断念。
腫瘍…こちらは、医者にも私にも手の施しようはない。正確には開腹により 何らかの活路が見いだせるのかもしれないが…そのリスクはあまりにも大きすぎて、私にはその道はない。ハナコの時、入院が彼らに、いかに大きなストレスであるかを知った以上、開腹→入院の道は高齢フェレだと言うこと以上に大きな壁。
最終的に、後ろ足が効かなくなり、前だけで引きずって歩行…最後の2日間は前脚もマヒ
鼓動も息づかいも荒くなり、家内に看取られ 2004年8月21日PM6:15死亡

03年9月20日

 


最近は足腰が弱くなって、ついたて(部屋の入り口にフェレット侵入防止用に付けてある)を
越えられない、開いていて他のフェレが入ってもそれを羨ましそうに、ながめているだけだ。
二階建てのケージの上のハンモックには最近キツイらしく登らないで、下の床で寝ている。

掃除とかで、無理矢理押し込められると、嫌々上がってハンモックで寝るが、本当にしんどそう。


03年11月20日

 


一昨日ずっと咳込んでいたので心配していたが、今日はすっかり大丈夫なようだ。
それにしても最近は、ほとんど起きてこない。
昨日はヒーターを焚いていて暖かいのか、珍しくケージの2階に上がって
板の上で仰向けにゴロゴロしていた。
今朝はまた床に置かれた防災ずきん(ジロウのお気に入り)の中に潜っている。


03年2月17日

 


我が家で1番病院にかからない、親孝行なフェレ。
ハナコが逝ってからめっきりエサの量が減って心配しているが、
年だし…あまりタロウのように食欲おう盛でも考えものなので、年相応って言うところか。
寝ている時間も最近では多く、起きているのは人が風呂に入っている時…
入り口のガラス戸をバリバリとひっかいている時くらいだ。


03年6月5日(木)

 


最近は足腰が弱り、後ろ足を引きずりぎみに歩く、目も片方は白内障だがもう片方も
ほとんど見えていないのでは…と言うほどで、声をかけても目の前で触ってやらないと
こちらの存在に気づかない有り様。
餌は練り餌で足りないときは、気づくと固形をバリバリとかじっている。
トイレは、目の事も足腰の事もあって、ほとんどトイレの外(しかも、そこら辺で)済ませ
フェレットの風上にも置けない、部屋のど真ん中でもオシッコをしてしまう。おまけに
それを身体や尻尾で引きずって歩くもので、気づくのが遅いとそりゃもう大騒ぎ。
オシッコの後も身体を拭いてやらないと、オシッコで濡れたまま寝床に潜り込んでしまう。
しかし…今の段階では毛も抜けていないし少しふっくらとしていて、本人は健康そう。


 03年11月20日(木)

 痩せ始めたことから、病院へ行く


最近痩せだしたので、念のために病院へ連れて行く。
1時間の検査…(血液検査、レントゲン検査、エコー検査、検便、肝細胞、腹水細胞検査)
結果…心配していた副腎機能は血液検査で異常無しと診断された。

心音には異常もないのだが、レントゲンから診て心臓肥大〔これは年のせいかもしれない)
肝臓の腫れ…レントゲンの結果腫瘍(あるいは以前の肝臓障害の治癒跡)が見受けられる
すい臓の隅に直径3cmほどの丸い腫れを発見。
その際…エコーにて腹水が溜まっているのを発見、抜き取り検査する。
肝臓にも針を刺して細胞採取

血液の数値から、肝機能の衰えがあると診断。
そのため食べたものから たんぱく質を吸収できずに、痩せてきたのではないかと推測

その肝臓であるが、レントゲンで見るかぎりかなり広範囲に病巣らしきものが見受けられる
その範囲から…開腹しても取り除きは不可能だろうと診断。
あるいは他の臓器の腫れもそれが転移したものかしれないと、推測。

採取した細胞を乗せた顕微鏡をのぞかせてもらう、結果は推測から悪性肝臓腫瘍との事。
明後日、エキゾチック関連動物の専門医に採取細胞を再考察してもらう事となった。
肝臓機能を活発にするクスリをもらって帰宅 。
参考までに料金は次の通り
血液検査………6,000円
X線検査………1,500×2枚=3,000円
超音波検査……3,000円
肝細胞検査……5,000円
合計---------19,267円


03年11月22日(土)

 専門医の診断結果

病院から専門医の判断の電話が来た。
サンプル細胞を見ての専門医の診断配下の通り。
まず腹水は、肝機能の補正のため脾臓が活発化したための、 カセイ形に伴う圧迫のためと思われ、
早急に対処の域は越えていないだろうとのこと。
当初の肝機能障害はあまり濃厚では無くなったような言いようだった。

つまり…サンプル細胞や超音波、レントゲンから見た所見では、副腎腫瘍の可能性が大で、
細胞の変化から見て インスリノーの可能性もありえる…との事。
問題はインスリノーマにはステロイド系の治療薬投与が有効ではあるが…
副腎はステロイド分泌の臓器のため、副腎腫瘍とインスリノーマを同時治療は困難との見解。

もっと詳しい判断を、もう一度専門医に仰ぎ、再度連絡するとの病院の言葉。
取りあえず、腹水=末期という感は避けられたように思え、多少気が楽になった…とは言え
腫瘍には変わりない。今後の様子を要チェック。


03年11月29日(土)

 再びグッタリする


PM4:30、グッタリと力ないジロウに気づき、何度か揺り動かすと反応が鈍い
反応が無いわけではないので、爆睡状態ではない
バイトを手に付けると…舐めだすが途中でまた疲れ込んで、動かない。
居間に抱いて連れて行くと、頭をもたげるが…やはりグッタリとする。
これは尋常ではない、いつもならこの部屋に来ると、どんなに寝ていても飛び起きて
駆けずり回るのだ…慌てて血糖値を上げるべく、スポーツドリンクを作るが舐めようともしない…

すぐさま、行きつけの病院へ担ぎ込む…
血液検査の結果、白血球が激減していることを知らされる。
が…肝臓、腎臓機能、心拍数に以上はない。むしろ数値が、前回来た時より良い方向に
向かっている。

それでもジロウはグッタリしている。
医師の見解は、体内で白血球が病気(腫瘍と)闘いだした(体内の異常)なのか……
老体がゆへの骨髄 の不全なのか?ハッキリしないとの事。
体温も、少し高い。
今出来ることは、点滴とステロイド投与だと言うので「入院させるのだけは反対です、
彼らはストレスで毎回入院でグッタリしちゃうので…」とその場での点滴を要求。
皮下点滴に切り替えステロイド剤と栄養剤を投与してもらう。

1週間分のクスリをもらい、帰宅するが「今夜が峠かも知れませんね 、
帰宅して何か変化があったら、すぐに連絡ください」
と言われる

帰宅後様子を診る。病院へ連れて行くときよりは意識ははっきりとしている様子だが
既に足腰を起こして歩けなくなっている、べッタリとへばってしまい…その場にへたり込む
そのまま動かない。巣に戻してやると、そのまま寝てしまう。
歩き方や、症状…ニオイまでが末期の頃のハナコそのものだ。

思ったよりも、早くこんな日が訪れた…、今日は眠れそうにない。
老いがゆへか…腫瘍の広がりがゆへか…もう私には見守ることしか出来ない
毎回思うことは、飼主の非力さ…

 


03年12月1日(月)

 食欲が少し戻る


ほとんど食事らしい食事もしてくれず、無理やり押し込んでも吐き出してしまうジロウは
低血糖を起こし、後ろ足が麻痺して歩くのも後ろ足は引きずり、ふらふらする。
クスリも飲んではくれず、途方に暮れていた。
しかし、夜…アゴを触ると手を舐め餌を食べるそぶりを見せる。
大至急餌を溶いてやると…食べた!!!

少しだが、自分で食べた。その後も2〜3時間で餌を与えると少しづつ食べる。
なんとか峠を越えた、感がある…ジロウも頑張っている。何より私もこれで眠れる。


03年12月3日(水)

 カリカリ餌を自分で食べる


4時間おきの食事を、そこそこ食べるようになり、普通の歩きを出来るようになって
一安心…しかし今日はハンモックの中で糞をしてしまったので、ハンモックを洗濯。
何処に糞をしようが、ちゃんと食べてくれさえすれば何も言うまい。
健康な時は、その健康のありがたさに気づかないものだ。
飛び回るほどの元気さを要求はしない、今のまんまで長生きして欲しいものだ。


04年3月27日(土)

 少し肉がつく


3〜4時間おきの食事と、食事の後バイトを舐めたがるので少しあげ、
餌には、常にビタミン剤を混ぜ、食欲が無いときはトーンを入れ…
夜中も起きているかぎりは、血糖値が下がらないように、時間をメモして
3〜4時間以内の食事を心がける。その間にも、ひとりで起きてくると
ドライフードをバリバリと食べだすので、音が聞こえれば、すかさず飛んでいって
ふやかし餌(ミキサー粉砕済みのキャットフード)を与えるよう、心がける。

白内障…というより、高齢のためか…今では、ほとんど視力は無いようだ、
音にだけ反応することからも、両目とも、ほとんど見えてないと考えざるをえない。
そのためにも、移動や、ケージの位置換えは避け、餌も常に同じ位置に置くよう配慮する。

何はともあれ…1番やせ衰えていた時期から、3ヶ月…
その頃に比べると、ろっ骨の周りにも少し肉がついてきた。
最近はフラつきも少なくなり、タロウと一緒に少し起きてはうろつくことが
増えた。
食後に、チューブにも入りたがるし…気付くと、ケージの上のハンモックに
自分で上がって寝ていることもある。
これはかなりの進歩だ。

毛並みも、一時期の生気のない毛並みから、少し元気な毛並みに変わりつつある。
暖かくなったら、さっそく洗ってやろう。
とは言うものの、まだ予断は許せない。肝心なのはGI値の上下を避け、
なるべく血糖値を 一定に保つ努力をすることだ、それによって腫瘍の進行と
内臓のストレス軽減が出来たら…と、私は思っている。
相変わらず 長時間の外出は出来ないままだが、ジロウは取りあえず生きている。

医者が「もうだめだ」と言った時から、覚悟は出来ている…
でもジロウは頑張っている。
彼らの…あのか細い身体のどこにそんなパワーがあるのか?


04年4月26日(月)

 動き回る


このところ、あまり寝ておらず、ウロウロと外を歩き回ることが多くなった。
バイトをいつも与えている場所、げた箱の前で上を見上げて待っている。

目がほとんど見えていないので、ウロウロとあちこちにぶつかりながら
動き回ったり、気が向くと餌のあとチューブに潜り込んだりしている。
食欲もけっこう有り、タロウと同じように食べることもある。

ともかく、動いて食べてくれれば、取りあえずは安心。
医者の「もうダメかも」…から、早や5ヶ月経過。 人間時間で言うなら
明日までの命です…と言われてから5年生きてるのと同じだ。

ジロウ頑張ってます。


04年7月17日(土)

 後ろ足に力入らず


食欲も落ちてきて、餌を食べるのを見ると、背骨や肋骨が浮き出ていて
痛々しい限りだ、それでも呼ぶと出て来ては、そこらを歩き回る。
歩き回りはするが…後ろ足を時より引きずる…
目的もなく、ただ歩き回る。目が見えないせいだけではなく、
何かをしたいのだろうが、 私にはこれという確信が持てない。
糞はトイレでする事は100%無くなった、段差がキツイのだろう。
おまけに糞は歩きながら、尿も歩きながら
つまりしたモノが、全て後ろ足と尻尾に引きづられて散乱するわけだ。
4時間も留守にしたら、帰宅すると部屋中が糞尿臭い(しかも病気のフェレの糞は特に臭い)
敷物の下につぶされた糞尿や、ハンモックの上の糞、体に付いた糞尿は日常茶飯事の事。
これがジロだけではなく、タロもだから頭をかかえる。

抱くと嫌がり、座ってヒザに乗せてもおりたがり、水でも餌でもなく
寝たい様子もない、糞もしたばかりだ…録りあえずバイトを与えると満足気にはしているので
おそらくはバイトだろうと、思っている。
食欲が無いので、バイトで栄養を摂取しようと、ジロのカラダも欲しているのかもしれない。

それでなかったら、ただ何となく不安なのだろう、すぐそこまで来ているであろう自分の末路を
告げる足音が、彼にも聞こえているのかもしれない。

でもジロは頑張っている。


04年8月13日(金)

 やせ衰え、エサ食べてくれず


くしくも、タロウが衰弱しきっている今…2日ほど前から、ジロウも餌をほとんど食べてくれず、
タロウ同様、1時間に一度づつ…無理やりに口に餌を押し込む。

足腰もほとんど効かず、這って寝床から出て来ては、糞をするのだが
全て自分の体に付けるか…自分の敷物や、布団になすりつけてしまう。

食事と同時に、臭いがした場合は、洗濯を1時間か2時間起きにする。
タロウとジロウ…どちらが先に動かなくなっても、なんら不思議はないほど
2匹ともこの夏で急激に衰えた感がある。


04年8月21日(金)

 今度こそダメか…


昼から餌を拒みだす。
無理やり押し込んでも、内臓が受け付けないのと栄養の吸収が悪くなれば
入れるだけ負担になるか…

夕方それでも餌を入れてやるがほとんど吐き出す。
深夜…目に生気が無くなり、グッタリと力が無い。
今度こそダメか…朝まで持たないかも。
ボディーボード(後ろ足の補助機)を注文したにも関わらず…間に合いそうもない。
これから仕事に出ねばならない…後をタロウに任せる、せめて1人で逝かせないで欲しい。

帰宅して…餌をやろうとするがほとんど受け入れず…
数時間後、寝たまま糞をしているので、抱き寄せて拭いてやると…排尿する。
その後… また餌を与えるが…すでに意識が薄れかけ前脚が硬直しだす
目は見開いているがモノを見ていない様子だ、生気もない。
ただ荒い呼吸音と、激しい胸の上下が痛々しい。
また糖質や栄養剤で、声をかけるがもうダメだと解る。

用事で私が出ている間に、呼吸もさらに荒くなり、最後は「きゅうう〜〜」とひと鳴きし
カラダを硬直させた後、呼吸も鼓動も止まる。ジロウの8年間が終った。
いつも帰宅すると…玄関先に出て来てくれたジロウ
その日、慌てて帰宅した私を、迎えたのは…
その場に泣きくずれ「ほんとに今、死んじゃったよ…」と言う家内と、冷たく横たわるジロウ。
まだジロウのカラダは暖かかった。

「苦しかったな、またハナコにいじめられんなよ…ジロリは おとなしいから」
顔に当たる、ジロウのマダラ模様の鼻は、もう冷たかった。

歩行器…間に合わなかったね。
最後に自由にもう一度歩かせてやりたかったなぁ…
でももう、楽になったよね…目が見えなくなったり、腰が立たなくなったり苦しかったもんな。

 


 ありがとうジロリ

    君のいた8年間



最初はハムスターを買いに行ったんだよ…それなのに横のケージから
うるんだ目で、こっちを見つめる君に一目惚れしちゃったんだよ。

君はもうかなり大きくなってたけど…セーブルの隈取りからのぞく目が、クリクリしていて
とっても可愛らしかった。 それに…臭かった。
君の臭さは尋常じゃなくって、しばらく車の中のニオイが取れないほどだった。
家に来ていきなり、エサ箱に頭を突っ込んで寝ちゃうし…フェレットって変な奴らだなぁ
って、家中に笑いを振りまいてくれた。

エサ箱に頭を突っ込んで寝る、ジロウ↑       お互いに枕にし合う、タロ&ジロ↑
その内にタロウが来て、大の仲良しに…
でも掃除機の取り合いは良くしたね。

オテンバ娘のハナコが加わり、3匹は最強だったね。
←ハナコには頭が上がらなかった。


仲良し3匹ヤマタノオロチ風↑               つぶれるハナコ↑

…でも1年半前ハナコが逝き…ジロウもめっきり老け込み、腫瘍を患い

そして…2004年8月22日 PM6:15辛かった10ヶ月が幕を閉じた。
おやすみ、ジロリ
彼のために買った、大量の好物のゼリーと、後ろ足補助の歩行器は…
彼の死に間に合わなかった…

タロウは冷たくなった君に、いつまでも寄り添っていた
何度も鼻でつついたのに、もう起きない。
これから誰と一緒に寝ようか?タロウくん

今まで、いっぱい癒してくれたジロリ、ありがとう。

******************  永遠の友ジロウに捧ぐ。******************
2004.8.22


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