彦ぷんの体験談

昔籍を置いていた…某漫画製作会社の一階の給湯室には霊が出ると有名で
かつて自殺したアシスタントだという誠しやかな噂があった
(実際自殺者も居たし…昼でも薄暗い場所だった)
しかし、私は見たことなかったんで(そこでは)気にもしていなかった。
ある日…新人アシスタントに、霊が見える女の子が入社してきた初日の事
「私、2階のトイレ使っていいですか?」って言うので理由を聞くと
「1階のトイレ脇の給湯室には、霊が立っていて、トイレ行けないんです」って言う
みんなウワサは知っていたので「………(>_<)」。
私もすぐに許可してやったが…その子はみんなで夜中に仕事していると
「あ、今…部屋に、入って来ましたぁ、どうしよ〜〜」って突然言う怖い子だった。
そこの会社の離れに、仮眠室があって 仮眠室では2人の子供の霊が出るというのも有名だった。
一人で寝るのは、そりゃあ怖かったが…徹夜続きだとそんな事も忘れて寝てしまうものだ。
噂も半分笑い話になったころ…仮眠していた私は金縛りにあって動けなくなった
目だけは動く…で蚕棚のような30近く並んだベットの横の窓を見ると
3〜4才くらいの男の子がのぞいていた。
最初は疑問に思わなかったが 仮眠所は、2階で足場のない壁面だから、のぞこうったって
のぞけない。 そのあとは怖くて、仮眠所には一人の時は行かず…応接間のソファーで寝た。
そこでも同じように、窓からのぞく子供と…自分の上にのしかかる子供に、何度か起こされた。
金縛りは何度もあるが、実際に見えたのは後にも先にもこの時だけだ。


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