ここは、彦ぷんのインド映画感想部屋です。
2004.12.4更新
タイトル
オススメ度
(5が満点)
=0.5
どんな映画?
観賞年月日
その他

明日が来なくても
Tomorrow May Not Be
(Kal Ho Naa Ho)
★★★

監督: ニキル・アドヴァーニー Nikhil ADVANI
出演: シャー・ルク・カーン、プリティー・ジンター、サイフ・アリー・カーン
ニューヨークに住むプリティーの向かいに越してきた若者シャールク。プリティーはすぐに彼に恋を磨る、シャールクも彼女が大好きになるが…シャールクは心臓に持病を持ち余命幾許もないことを知り、彼女との恋をあきらめる。
そして…
彼女を親友とくっつけようと画策…時間のないシャールクの切なさと、それを知りながら見守る母が悲しい。そしてシャールクは彼女との恋の行へは…
ニューヨークに住むインドの若者たちの大恋愛ドラマ。インド国内で映画賞を独占した監督デビュー作。『何かが起きてる』『時に喜び、時に悲しみ』等の同一プロデューサー、ヤーシュ・ジョーハル(2004年6月に逝去)作品

04.11.28
有楽町
朝日ホール
TOKYO FILMeX


インド公開
2003
上映時間186分

ヒロインのプリティー・ジンターは、インド映画『The HERO』のヒロイン
個人的にはキュートで大好きなのだが、今回は少し現代風な女性を黒髪をなびかせながら好演。
メガネの奥からのぞく、大きな瞳がなかなか良い。
ただお話は、散漫で全体のエピソードのちりばめ方もイマイチ。
部分的に見れば退屈な部分も結構あるのだが…全体のイメージは相変わらずのボリウッドで楽しい。

今年見た劇場インドの中では、一番退屈だった気もするが…唄も踊りも奇麗で極楽気分を味わったので、
これで良し、って言うかこれがインド映画。
私の中でPreity Zintaはカージョルを越えるか??



風を吹かせよう
Let the Wind Blow / Hava Aney Dey
★★★★ 監督: パルト・セン・グプタ
    Partho sen GUPTA
出演: アニケート・ヴィシュワラーオ, ニシカント・カマト, タニシュター・チャタルジー
現在のボンベイに住む若者を主人公に、この荒廃した貧困の生活から、外界へ出て行こうと…もがく若者たちを描く青春グラフィティー。デジタルビデオで撮影された今のボンベイ。唄も踊もない真実のインドとこれからのインドを、熱く問う作品。
04.11.22
有楽町
朝日ホール
TOKYO FILMeX


インド公開

上映時間92分

ボリウッド映画のきらびやかさと正反対の、汚いインドを描いている。
冒頭からの娼婦の館での、セックスシーン。貧困と酒と暴力のインド。
国境では中東との小競り合いが続く中、若者たちの今は…
唄と踊りのインド映画は何だったのか?
ボリウッド映像を、安アパートの汚い部屋で…ただ見つめる若者達。
TVで見るだけの偽りのインド…それが私らが見ていたインドなのか…
全てが真っ白になっている、衝撃のエンディングまで…新たなインドを垣間見た衝撃だった。



何かが起きてる
Kuch Kuch Hota Hai
★★★★ 監督:Karan Johar(カラン・ジョーハル)
出演:Shah Rukh Khan、 Kajo、l Rani Mukherjee、 Salman Khan
プレイバック・シンガー:Kumar Sanu、 Udit Narayan、 Alka Yagnik、 Kavita Krishnamurty、 Manpreet Akhtar、 Shankar Mahadevan
大学時代の仲良し3人組(女男女)でシャールクが結婚したのはカージョルとは違う彼女、 カージョルは涙ながらに身を引き、田舎に帰る…8年後 シャールクには8歳になる娘がいるが、妻は既に他界。死んだ妻は 残した娘の誕生日用にと、毎年1通づつ手紙を残し、それを毎年読むのが楽しみの娘 (名は親友カージョルと同じ名前を付けられている)。 8歳の誕生日に届く、亡き母からの最後の手紙に 「お父さん(シャールク)が寂しがっていたら、昔の彼女(カージョル)を探してあげて…」と書かれている。 もうひとりの自分と同じ名前の、彼女を探す娘… やっと居場所を突き止める、が…その日はカージョルの婚約の日… (カージョルの婿さんはサルマン・カーン)(^_^) はたして…カージョルと、シャールクの恋の行方は…
04.10.29
ヴァージンシネマズ 六本木6


インド公開
1998.10.16
上映時間174分

オープニングで、初めてKuch Kuch Hota Haiと知る。これならかなり前にDVDを手に入れて
最初の30分のみ観賞済み(あまりの字幕のいい加減さに30分で断念したが)
ついにちゃんとした字幕で観賞出来た。前半は大学生シャール&カージョルの切ない恋物語
後半はシャールクの娘の、大活躍…
いいねえこれ。何と言っても恋のさや当てサルマンカーンがいい
でて来た途端に笑ってしまう。何でも映画公開時までサルマン出演は謎にされていたらしい。
もう1度自宅のDVDを観てみようと思う。
前半おかっぱ頭の男勝りな女の子、後半しっとりとしたロングへアーの女性に…のカージョルの変わり様も面 白い。

カージョル来日の際に、客席のインドのファンから「クチュクチュ〜〜〜」って歓声に
カージョルが笑顔で「(うなずいて)くちゅくちゅ〜〜」って答えていたのが印象的だったが…この事だったのか〜



時に喜び、時に悲しみ
Kabhi Khushi Kabhi Gham...
(通称K3G)
★★★★★
 満点

監督:Karan Johar(カラン・ジョーハル)
出演:Amitabh Bachchan、 Jaya Bachchan、 Shah Rukh Khan、 Kajol、 Hrithik Roshan、 Kareena Kapoor、 Rani Mukherjee
プレイバック・シンガー:Lata Mangeshkar、 Alka Yagnik、 Sonu Nigam、 Udit Narayan、 Sunidhi Chauhan、 Usha Uthup、 Kavita K.Subramaniam、
2歳の時、富豪の家に拾われたシャールク…その数年後 その家に弟が誕生。 成人した長男シャールクは父の後を継ぎ社長になるが… 下女の娘(カージョル)に恋をする。 父の決めた幼なじみの許嫁を断り、身分の違う娘との結婚に父は激怒 「お前は、もともと卑しい血の人間だ、我が家の家系ではない」と一家から追放 数年後、既に大学生になっている弟が、初めて兄の失踪の真実を聞かされる。(映画はこのシーンから始まる) 大好きな兄が、なぜ家を出たのかを知らされ苦悩する弟(この俳優さんがなかなか若くていい男) 弟は(長く寄宿舎にいたので、成長した顔をシャールクは知らない) ロンドンに移り住み子供にも恵まれたが…インドの親を忘れた日々はないシャール&カージョル夫婦 そこに…留学生と偽り、彼らの居所を突き止めた弟登場。 久々の兄との対面 だが、素性を隠し自室で涙する弟。 弟の、兄夫婦を両親の元に帰し、父との蟠りを元に戻そうとする計画の結末は… とまあ、こんなお話ですが、どちらも涙モノの秀作でした。

04.10.29
ヴァージンシネマズ 六本木2


インドでは
2001年公開
上映時間210分

泣ける、これはいい。シャールクの弟役のHrithik Roshan(二世タレントらしい)がなかなか良い
前半はシャールクとカージョルの恋愛話…後半は弟とカージョルの妹のお話になるが
この前後編の絶妙なバランスこそ、インド映画の醍醐味。
今回はINTERMISSIONにたっぷりと20分の時間を設けられていた。
いい大人が泣けてしまうほどの、上手い演出と長さを感じさせない4時間(^_^)

これってDDLJを越えたのでは????




ラジュー出世する
RAJU BAN GAYA GENTLEMAN
★★★★ 監督: アジズ・ミルザー
製作: G・P・シッピー
脚本: マノジュ・ラールワーニ
撮影: ピノード・プラダーン  
出演: シャー・ルク・カーン  、ジュヒー・チャウラー 、ナーナー・パーテーカル
出世を夢見てダージリンから、大都会ボンベイにでて来た、青年ラジューの物語、楽しくて切ない青春ラブストーリー。
2004.3.13
科学技術館
サイエンスホール
上映時間 159 分
インド映画
初公開1997/05

▲ 二十数本見たインド映画の中でも、5本の指に入る、大好きな映画。今回は数年ぶりの再見
(インド映画祭3本立ての1本)
 なんと言っても典型的なマサラムービーヒロイン、ジュヒー・チャウラーが最高に良い!
 唄って踊って、青春のシャールク全開ムービー!!日本でも字幕入りビデオレンタル中。
 この公開日に、翻訳家 松岡環(たまき)さんの翻訳と最近のインド映画に関した講演あり。 
 日本でも『シャールク出世して』



Biwi No.1
★★ 監督:デイヴィッド・ダワン
音楽:アヌ・マリク
出演:サルマーン・カーン、カリシュマ・カプール、スシミタ・セン、アニル・カプール 他
日本語字幕・監修:藤井美佳
自宅の近所に愛人との二重生活をする主人公プレム(サルマン・カーン)だったが、妻プージャ(カリシュマ・カプール)は彼を取り戻すべく、あの手この手の策を講じるのだが…インドのコメディー作品 Biwi=奥さんのこと、ナンバー1=インドではRを発音することから「ヴィーウィーナンバワン」
2004.3.13
科学技術館
サイエンスホール
147分インド映画
1999年作品

▲ 可も無く不可もなくと言った、インドのコメディー作品、出演陣も内装も豪華で奇麗。
 音楽もそれなりに面白く聞ける。でも徹夜明けの身にはちょっとしんどかった(^^;)

ミッキーマウスもどきの縫いぐるみに、インドを見た



The HERO(インド)
★★★ 監督:アニル・シャルマ
音楽:ウッタム・シン
出演:サニー・ディオル、アミーシャ・パテル 、Preity Zinta、アムリシュ・プリー 他
日本語字幕・監修:藤井美佳
インド国防相の諜報部員が主人公の、インド版『007』+『アサシン』。主人公に諜報部員として教育された民間人少女レシュマ、いつしか主人公と恋に落ちるが…彼女はテロリストに捕らわれの身に…。はたして恋人同士の運命やいかに、最後は雪山の上の秘密基地での、本家007まがいの大アクション炸裂、2003年5億ルピー(この年のインド映画最高)の製作費で作られた、アクション大作(しかし収益は2.5億とふるわず)
2004.3.13
科学技術館
サイエンスホール
185分インド映画
2003年公開

▲ 色んな映画の寄せ集めっぽいが、なかなか頑張って作っている。全編ロケでアクションも雪山の列車や
 スノーモビル、ヘリの追跡、砂漠の攻防、秘密基地でのクライマックス救出劇…と、007のいいとこ取りなんだな(^_^)
 合間に歌と踊りまで入れててサービス精神旺盛なインド映画に大喝采。おまけに最後は核をめぐる攻防に発展。
 ラストは『ザ・ロック』も真っ青なウランをめぐる大激突&大爆破!!
 ヒロインは、とてもキュートで、初々しく…男臭さいアクション映画に華を添える。
 テロリストの悪の重鎮役はアムリシュ・プリーが怪演。

ボリウッドのボンドガール最高!!


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